今回はマンガ用のレンガの描き方を紹介します。
ただ一口にマンガ用のレンガと言っても、ジャンルによって描き方はさまざま。
なので3パターンのレンガとその描き方手順を紹介していきます!
- 簡易レンガ
- 少年誌系レンガ
- リアル系レンガ
どのパターンを描くにせよ、読み飛ばさず1から順にお読みください!
またレンガの描き方はYoutubeにてメイキング動画もアップしていますので、ぜひそちらもご覧ください!
今回使った道具
まずは道具の紹介だけサラッとしておきます。
- 用紙
- シャーペン
- 消しゴム
- 定規
- 筆ペン
広範囲のベタ塗りに使用 - ホワイト
白飛びとして使用 - CLIP STUDIO PAINT
トーン貼りに使用
今回用紙はマンガに使うIC原稿用紙のA4サイズを使っています。
トーンはアナログでもいいのですが、手間だったので今回僕はクリスタを使いました。
クリスタ(クリップスタジオペイント)とは、プロも愛用する人気No.1のイラスト・マンガ制作ソフトです。
→ イラストソフトはクリスタが一択な5つの理由
→【CPIP STUDIO PAINT 公式サイト】
またマンガを描くための道具一覧を別記事で紹介しているので、よければご覧ください!
基本は画像を用意して参考にする
レンガだけではなく何にでも言えることなのですが、描き慣れないものを描くときは、写真などの素材を用意することをオススメします。
案外みんな想像で描きがちなのですが、ちゃんと本物か、マネしたいイラストを用意してそれを参考に描いたほうが確実により良いイラストが完成します。
もちろん自分で撮影した写真でもOK!
撮影したときに実際に見るだけでなく、実際にで触れて質感などを確かめるのも自分にとっての経験値となります!
簡易レンガ
それではまずは1番シンプルで簡易的なレンガの描き方を紹介していきます。
ここから他のパターンのレンガに派生していくので読み飛ばさないようにしましょう!
まずは下描きをする
まずは透視図法を使ってパースを描きます。
透視図法についてわからない方は以下のリンクをぜひ読んでください!
レンガは互い違いに積まれているので、互い違いになるよう縦線をひいていきましょう。
ペン入れ
簡易レンガの場合、あとはペン入れをしてトーンを貼れば完成です。
今回僕はアナログで描いたイラストをスキャナーでPCに読み込み、クリスタでトーンを貼りました。
トーンは60線のグラデーショントーンを使っています。
少年誌系レンガ
次は簡易レンガから少しリアルに寄せた少年誌系レンガです。
下描き
少年誌系レンガの場合、下描きまでは簡易レンガと同じです。
ペン入れ
ペン入れはまず、少し白飛びを意識して線が抜けたところを作りながら下描きをなぞっていきます。
※ 白飛び:光の反射具合で階調がなくなり真っ白になる部分
次に各長方形の角を少しだけ塗り潰ししてしていくと、ブロック1個1個が浮き出てきます。
そして各ブロックの内側に軽くひび割れや崩れのように、ランダムにガタガタした線を描き込んでいきます。
あとはトーンを貼れば完成!
リアル系レンガ
下描きは簡易レンガと同じで、ペン入れも少年誌系レンガと同じようにペン入れをしていきます。
それに加え、より大きく砕けた部分や歯抜けの部分を、ベタ塗りを利用してカリカリ加筆していきます。
少し脱線しますが、ちょっとそれっぽい雰囲気を出すためにナナメに影を入れてみます。
これだけ大きなベタ塗りとなると、筆ペンなど楽なもので塗ってしまってOK
ホワイトを使って適当に白飛びさせることでレンガがより複雑になり、リアル感が増します。
今回僕は絵の具と筆を使いましたが、オススメはミスノンの修正液です。
最後にトーンを貼って余計な部分をトリミングするとこのようになります!
自分のテイストにあわせていろいろ試してみる
今回3パターンのレンガの描き方を紹介しました!
しかしこれらはどれも正解であり不正解。
本記事はあくまでもきっかけにすぎず、ここから自分で試行錯誤して自分なりの正解を見つけるのが正解です。
それでは、楽しいお絵描きライフを!