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こんにちは!漫画家の亀山大河です!
僕は現在「史上最最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する(原作:柑橘ゆすら)」を連載しています。
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マンガを描きたいそこのあなた!
当サイトへアクセスしていただきありがとうございます!
「マンガを描きたいけど一体どんな道具が必要なの?」
「道具一式揃えたら一体いくらになるんだろう…」
「これはどのメーカーがオススメなの?」
「これって他のもので代用できないかな?」
こんな悩みを全て解決していきます!
マンガを描くためには、以下の一式を揃える必要があります。
マンガを描くための道具一式
- マンガ用原稿用紙
- つけぺん(ペン先2種、ペン軸、インク)
- ミリペン
- 筆ペン
- シャーペンと消しゴム
- ホワイト
- 定規
- 羽根ぼうき
- スクリーントーン
- トーンヘラ
- デザインナイフ
他にもできれば揃えておきたい便利アイテムはあるのですが、揃えだすとキリがなく初期費用もかさばります。
本記事では、マンガを描くために最低限揃えておくべき道具にフォーカスして紹介します。
これだけは買い揃えておいて、他のものは必要に応じて追加購入という形がベストだと思います。
それぞれ用途やオススメの商品などを紹介し、最後には合計金額がいくらになるかを発表しますので、ぜひ最後までお読みください!
※金額は2024年1月時点のものです
マンガ用原稿用紙
マンガには専用の原稿用紙があり、通常のコピー用紙と紙質や厚みが違う他、マンガ制作のガイドになる基準線が印刷されています。
原稿用紙についての詳細は別記事で紹介しています。
マンガ用原稿用紙も検索するといろいろでてきますが、とりあえず「B4サイズ135kgで無地じゃないもの」を選んでおけば間違いないです。
中でも僕のオススメするメーカーはアイシーです。
アイシーを使っている漫画家は多く、僕が通っていた専門学校でもアイシーが推奨されていました。
コピー用紙
マンガの練習やネームの段階で本番のマンガ用原稿用紙を使うのはさすがにもったいないので、コピー用紙は買っておいた方がコスパがいいです!
※コピー用紙は近所のスーパーかホームセンターの方が安価だと思います
つけぺん(Gペン、丸ペン)
つけペンはマンガを描くときに主戦力になるペンです。
つけペンは上の画像のように、3つのアイテムが揃って初めてペンとして機能するので、それぞれを購入する必要があります。
つけペン3アイテム
- ペン先(Gペン用と丸ペン用の2種類)
- ペン軸
- インク
ではそれぞれ見ていきましょう!
ペン先(Gペン用と丸ペン用の2種類)
ペンの先っぽの金属部分で、これは消耗品です。
ペン先にはいろんな種類があるのですが、Gペンと丸ペンの2種類があればOK
ペン先の種類については、ペン先を製造している立川ピン製作所の公式サイトで詳しく説明してくれています。
立川ピン製作所のリンクを貼っておきながら少し後ろめたいのですが、ペン先は僕たちも普段から馴染みがあるZEBRA製がオススメで、僕の知っている漫画家さんのほとんどがZEBRA製のペン先を使っています。
消耗品なので、こちらは10本セットで販売しています。
ペン軸
ペン先をつける軸、僕たちが握る棒の部分です。
ここで注意が必要なのですが、Gペンと丸ペンはアタッチメント部分の形が違います。
そのため必ず「フリーサイズ」と書かれたペン軸を購入しましょう!
フリーサイズのペン軸は、Gペンにも丸ペンにも対応しています。
こちらの商品の他、プラスチック製やグリップがゴム製のものもあります。
これに関しては正直好みなのですが、木製のペン軸にテープや輪ゴムを巻いたりして、自分好みにカスタマイズしている人もいます。
インク
インクはとりあえず黒一択なのですが、3種類のインクがあります。
マンガ用インクの種類
- 製図用インク
- 証券用インク
- マンガ用インク
さて、マンガ用一択と思いきやなぜかパイロット製の製図用インクが圧倒的に多いです。
マンガ用は使ったことがないのでわかりませんが、証券用は乾きが早く、製図用の方がインクの伸びがいいです。
以上がつけペンの説明でした!次はミリペンを紹介しましょう!
ミリペン(ドローイングペン)
ミリペンとはイラスト制作用の細いサインペンのことで、ドローイングペンとも言います。
先ほど説明しなかったのですが、Gペンは角度や筆圧で線の太さが変わります。
Gペンとは違い、ミリペンは線の幅が均一なので、枠線や効果線などに使います。
太さもいろいろあるのですが、最低でも3本は欲しいなといった感じです。
最低限買っておくべきミリペンのサイズ
- 0.8mm
- 0.5mm
- 0.3mm
0.8mmは枠線の定番で、0.3mmと0.5mmは効果線や背景などに使います。
メーカーは、僕はコピマルことコピックのマルチライナーを使っています。
ミリペンとして申し分ないのはもちろんのこと、同じメーカーということもあって、コピックのマーカーとも相性が良いと言われています。
僕はもうアナログで漫画は描いていないのですが、イラストを描くときは今でもコピマルのお世話になっています。
他にはサクラクレパスのピグマも人気ですね!
筆ペン
ベタ塗りや書き文字などで使います。
黒の中字を1本持っておけばOK
ご自宅にあるものや百均の筆ペンでもOKですが、弔事などに使う薄墨はNGなのでご注意ください!
シャーペンと消しゴム
当然のごとく、使いまくります。
もちろんシャーペンじゃなく鉛筆でもOK
新しく買う必要もなく、普段から使っているもので何ら問題ないです。
芯はHB〜2Bが定番です。
ホワイト(修正液)
本来の修正液のように修正で使うのはもちろん、髪などのハイライトに使ったりします。
こちらの商品は昔から漫画家に愛されているミスノンという修正液で、マニキュアのようにキャップに筆がついています。
最安価で攻めたい場合は自宅にある修正ペンでもOKですが、ただ良くも悪くも太さが均一なので使い勝手はイマイチ。
修正ペンは乾いたあとの凹凸も強いので、少し上から描きにくいです。
少し値段は上がりますが、僕はこちらのドクターマーチンを愛用しています。
靴のドクターマーチンとは似て非なる存在です。
定規
枠線や効果線、パース作成などに使います。
「定規は家にあるからいいや」と思うかもしれませんが、定規はできれば新しいものを買っておきたいです。
マンガ制作でオススメの定規
- 40センチ〜45センチ
- エッジが斜めにカットされたもの
※もちろん上の条件を満たせばご自宅の定規でもOK
まず原稿用紙のB4は案外大きいです。
枠線やパースにも使うので、正直30センチでは少し足りず、使っていてストレスがたまります。
そしてエッジですが、文字で説明するより見てもらう方が早いですね。
「うわぁぁああああ!」って感じですよね。
こうならないよう、エッジが斜めにカットされたものを以下のようにして使います。
ただ普段使う定規より少し高いです。
最安価で攻める場合、自宅にある定規の下に1円玉を貼り付けるというパワープレイをすることで、出費を2円で済ませることもできます。
羽根ぼうき
消しゴムのカスをはらうときに使います。
手ではらうのはNG!
手で下描きやインクを引き伸ばしてしまったり、手についていた汚れやインクを逆に用紙につけてしまったり、良いことがないです。
実際のところ、羽根ぼうきは使いやすいのでオススメなのですが、百均にあるデスク用の小さなほうきで代用できる気がしなくもないです。
※検証はしていません
スクリーントーン
スクリーントーンは、白黒のマンガの世界で灰色を表現するためのシートです。
スクリーントーンの種類数はかなり多く、余裕で3桁を越えます。
作家によっては数十種類を使い分けたりもするのですが、一気に揃えると高いし、そんなにあっても初心者は持て余します。
なのでまずはこちらのセットを全力でオススメします。
こちらの商品は4種類のトーンが入ったセットなのですが、多くの作家が一番お世話になっているであろう61番と、その近辺のトーンが入っています。
トーンヘラ
スクリーントーンを貼るためのヘラです。
スクリーントーンを貼ったらこのヘラでこすってしっかり貼り付けます。
少し使い勝手は悪いですが、スプーンの背中など、滑らかで丸みを帯びたもので代用することはできます。
デザインナイフ(アートナイフ)
スクリーントーンを切るときに使います。
カッターナイフで代用できますが、結構細かく繊細なカットが必要になってくるのでデザインナイフの方が圧倒的に使い勝手がいいです。
また刃の切れ味が素晴らしい反面、痛みも早いので本体を買うなら替え刃の常備も欠かせません。
必須じゃないけど便利アイテム
ここからは必須ではないですが、あれば便利なアイテムをさらっと紹介します。
三角定規
小学生だか中学生のときに習った懐かしいあの方法で、平行な線を描くときに使えます。
雲型定規
曲線を描くときに何かと便利です。
テンプレート定規
円などを描くときに何かと便利です。
※円以外にもいろんな形のテンプレート定規があります
トレース台
何かをトレースするときや下描きを清書するときに使います。
全部そろえたら合計金額はいくら?
さて、かなりいろんなアイテムが登場しましたが、全て揃えるといくらになるのでしょうか?
ただAmazonは価格変動がとても多いのでご注意ください!
マンガを描くための道具料金表(2024年1月時点)
※必須じゃない便利アイテムは除く
- マンガ用原稿用紙(アイシーB4厚135kg)
¥816 - ペン先(ゼブラGペンと丸ペンそれぞれ10本入り)
¥1,786(G¥589 + 丸¥1,197) - ペン軸(タチカワT-25)
¥687 - インク(パイロット製図用30ml)
¥449 - ミリペン(0.3mm、0.5mm、0.8mm)
¥726(¥242 × 3本)(定価)
※Amazonで定価の倍の値段でした - 筆ペン(ぺんてる中字黒)
¥318 - シャーペン
所持品でOK - 消しゴム
所持品でOK - ホワイト(ミスノン油性)
¥390 - 定規(ライオン40cm)
¥1,132 - 羽根ぼうき(ウチダ小)
¥1,078 - スクリーントーン(デリーターセットVol.3)
¥1,707 - トーンヘラ(デリーター)
¥319 - デザインナイフ(OLFAアートナイフ)
¥879
気になる合計金額は…¥10,287!(2024年1月時点)
高いか安いかは個人によりけりだと思いますが、1万円出す価値は余裕であります。
※ただし漫画家の意見です!
大人はもちろんのこと、子供もお年玉などで頑張れば手が届く金額です。
もちろん消耗品もあるのでこれ以降の出費がないわけではないのですが、目が飛び出るような金額のものはありません。
あなたのマンガを読める日を楽しみにしています!