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こんにちは!漫画家の亀山大河です!
僕は現在「史上最最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する(原作:柑橘ゆすら)」を連載しています。
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「デジタルでマンガを描きたいけど必要な道具がわからない!」
早速結論から言いましょう!
デジタルのマンガ制作に必須の道具
- パソコン
- ペンタブ
- ペイントソフト(イラスト制作アプリ)
必須アイテムはたった3つ。
使い方はざっくり、以下のようになります。
マンガを描く手順
- パソコンでペイントソフトをダウンロードする
- パソコンにペンタブを接続する
- ペイントソフトを起動し、ペンタブを使ってマンガを描く
逆に言うとこの3つさえあれば、デジタルでマンガを描くどころか、漫画家として仕事をすることもできます。

※ノマドワーカー:拠点を持たず好きな場所へ自由に移動しながら仕事や生活をする人
とはいえ、他にもあったほうがいいものはあるのでそちらも紹介します。
パソコンやペンタブはどのようなものがいいのでしょうか?
パソコンと液タブ以外にも、マンガ制作にはどんなものを使っているでしょうか?


パソコン


まずはペイントソフトを使うにもペンタブを使うにも必須のパソコンから。



あとで紹介するのですが、プロが使う有料のペイントソフトは想像以上にいろんなことができるので、あれもこれもとやっているとどんどんファイルサイズが膨れ上がっていき、終いには動作がカクカクしてきちゃいます。
以下のリンクはオススメのペイントソフト、クリスタの動作環境ページです。


僕の周りにはMacユーザーが多かったので、それを真似してMacを使っています。
Windowsでもダメではないと思うのですが、せっかくなのでMacにしてよかったと思う点をいくつか紹介します。
Macにしてよかったこと
- シャットダウンが不要
起動を待つことなくすぐ仕事に取り組めます。 - 動作がカクつきにくい
フリーズすることがほとんどありません。 - iPhoneやiPadとの連携性
画像やコピーした内容を自動でシェアしてくれたり、iPadで仕事の続きができたり、アップル製品同士での連携がかなり便利です。 - サポートがしっかりしている
一度マックが故障したときの対応がとても丁寧でした。
マックのパソコンにもいろいろありますが、僕はMac miniを使っています。
Mac miniはキーボードもモニターもないパソコン本体だけなので、MacBookやiMacより安いんです。



ただし板タブを買う場合はパソコン用のモニターが必要なので、MacBookやiMacにするか、別途ディスプレイを購入する必要があります。
ペンタブ


ペンタブはペンを使ってデジタルでイラストを描くための道具で、絵を描くキャンバスとなる板と、専用のペンから構成されています。
デジタル派の漫画家やイラストレーターにとっては必須アイテムなのですが、ペンタブには板タブと液タブの2種類があります。


ペンタブの種類
- 液タブ
液晶のタブレットに描いたイラストが、そのまま液晶に反映される - 板タブ
手元で板状のタブレットに描いたイラストが、接続したパソコンやスマホに反映される
本体に液晶パネルがついている液タブは、実際に紙に描いているような感覚でイラストを描くことができます。
対して板タブは、パソコンのディスプレイに目線を向けながら手元でイラストを描くことになるので、慣れるまで少し苦戦するかもしれません。
「液タブと板タブどっちを買うべきなの?」
という問題については、初心者は液タブのほうが間違いなく使いやすいです。
ただ板タブには板タブのメリットがあります。
液タブと板タブの違いついて書いた記事があるので、そちらをぜひ以下のリンクからご覧ください。


ペイントソフト(イラスト制作アプリ)


マンガを描くには、ペイントソフトが必要です。
PhotoshopやSAIなどいろんなソフトがありますが、マンガ制作はCLIP STUDIO PAINT EX(クリスタEX)一択です。


そもそもイラスト制作でシェア率の高いクリスタですが、他のペイントソフトと比べ、マンガ制作とアニメーション制作において圧倒的に機能が充実しています。


クリスタにはPROとEXの2種類があるのですが、EXの廉価版であるPROは、マンガ制作に必要な一部の機能を使うことができない仕様になっています。


クリスタEXは、マンガ制作においては他の選択肢が考えられないくらい優秀なペイントソフトです。





「パソコン」「ペンタブ」「クリスタEX」以上3つがあればマンガを制作することはできるのですが、プロは他にもいろんな道具を使っています。
その他
ここからは準必須アイテムの紹介です。
単発でマンガを描くのであれば不要かもしれませんが、継続的にマンガを描いていくなら絶対に揃えておきたい道具たちです。
SSD(or HDD)


SSDもHDDも、PC用外付けのメモリーのことです。



かんたんに言うとSSDはHDDの上位互換のようなもので、HDDより静かで衝撃に強く、データの転送時間も早いです。
またSSDは1 台ではなく、最低でも2台持っておきたいです。
SSDの用途
- マンガデータのバックアップ用に1台
マンガ制作に関連する全データを保管しておき、万が一データが破損したときに備えてバックアップしておきます。 - Time Machine用に1台(Macのみ)
タイムマシンを設定して定期的に自動バックアップを作成しておくことで、PCトラブル時からの復旧をスムーズにします。
※Time Machine:Mac標準搭載のバックアップアプリ
SSDを買うことで何かマンガ制作の助けになるわけではないのですが、万が一を怠るとかなり痛い目を見ることになるので必ず購入しておきましょう!
複合機


スキャナー付きのプリンターは、直接的にかなりお世話になっています。
複合機の用途
- 手書きのネームや下書きをスキャナーでPCに読み込ませる
- 完成したマンガをプリントし、紙で最終チェックをする
業務用ではなく家庭用でいいのですが、A3サイズのスキャンやコピーに対応した複合機にしましょう。



スクリーンバー
スクリーンバーとは、PCモニターの上に乗せて使うライトです。


手書きでネームを描くときなど、手元を明るくするために使います。
なくてもなんとかなりますが、あるとめちゃくちゃ便利です。
文具一式


書かずとも誰しもが持っているものですが…僕は主に構想やネームなどでお世話になっています。



文具一式
- コピー用紙(A3)
- シャーペン(お土産)
- シャー芯(B)
- 消しゴム(MONO)
- 定規(40センチ)
特にメーカーにこだわる必要もないので、家にあるものでOKです!
ただできれば定規は40センチ、面が斜めにカットされたものがオススメです。


机とイス


机
特にこだわる必要もないと思うのですが、サイズだけには注意しましょう!
パソコンや液タブ、複合機など、自分が机に置きたいものの寸法を測って、それがちゃんと収まるサイズの机を購入しましょう。
僕は使っている液タブがかなり大きいサイズなので、よくある奥行き600mmの机では少し狭く、奥行き700mmの机を使っています。



イス
プロは1日10時間以上イスに座って作業することもあるので、ハーマンミラーのアーロンチェアを…と言いたいところですが、僕はそんな立派なイスは使っていません。



マンガ制作に本気で取り組むなら、おそらくこだわってもいいところです。
まとめ
以上、プロの漫画家が紹介するデジタルでのマンガ制作に必要な道具一覧でした。
おそらく気になるのは値段だろうとは思っているのですが、ペンタブもパソコンも本当にピンからキリまであるので、総額はなんとも言い難いです。



まずは何が足りてなくて何を買うべきなのか、それに対して自分の予算はどうするのかを考えてから検討していきましょう。
それでは、デジタルでのマンガ制作に必要な道具をまとめておきます。
デジタルのマンガ制作に必須の道具
- パソコン
- ペンタブ
- ペイントソフト(イラスト制作アプリ)
必須アイテムはたった3つ。
まずはこの3つからスタートしましょう!
ちなみに僕は約9万円のパソコン(Mac mini)と約31万円の液タブ(Cintiq 27QHD)で合計40万円、それに加え毎月ペイントソフト(クリスタEX)のサブスク代を支払っています。
他に揃えておきたい準必須の道具
- SSD(or HDD)2台
- 複合機
- スクリーンバー
- 文具一式
- 机とイス
ここまで揃えばストレスフリーでマンガ制作に取り組むことができる…というか、これだけ揃えばもう漫画家です。
スタート時にすべて揃えておく必要もないので、少しずつ買い足していってもいいと思います。



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