「コピックって色の種類多すぎ!」
初心者にとってコピックの色選びは最初にぶち当たる壁です。
- 350色以上のカラーバリエーション(詳細)
- 1本300円以上とわりと高額
1本300円は一見かわいい金額のように見えますが、コピックには手に余るほどのカラーバリエーションがあり、徐々にあれもこれもと欲しくなってきます。
30本40本…と増えていくと、その金額はバカになりません。
今回はそんな悩めるコピック初心者さんのために、さっそく3本の肌色を紹介します。
- E000
- E00
- E95
もちろん好みやイラストのタッチによって使う色は変わってくるのですが、それを言い出すと何もオススメできなくなるので、今回は漫画家の僕が選ぶ「最も万能で汎用的な3色の肌色」となります。
コピックスケッチかコピックチャオか
まずは肌色の紹介の前に、購入時に迷う「スケッチを買うか、チャオを買うか」問題です。
「コピックスケッチとコピックチャオって何が違うの?」
コピックには「スケッチ」「チャオ」「クラシック」「ワイド」の4種類があります。
スケッチとチャオの共通点と違いだけハッキリしておきましょう!
- どちらもニブはまったく同じ
※ニブ:ペン先のこと - スケッチのほうがインク量が多く値段も高い
- チャオは色のラインナップが約半分しかない
同じ色であればどちらでもまったく同じものが描けるので、正直どっちでもいいんです。
よく使う色ならスケッチ、あまり使わない色ならチャオという選び方で問題ないと思います。
肌を塗るのに揃えておきたいコピックの色
冒頭でも書いた、この3本があればなんとでもなるというオススメの肌色です。
- E000
- E00
- E95
たったこの3本で、かなりいい感じの肌が完成します!
もしこの3本を買って「これじゃない…」と思ったとしても、コピックを続けていくうちに必ずどこかで使う色になると思うので、買っても無駄にはならないはずです。
① E000
E000はちょっと薄めの肌色で、肌のベースカラーにピッタリです。
肌を塗るとき、E000は最初に使うカラーになります。
② E00
E000の上に、影として塗り重ねていく肌色です。
③ E95
E00からさらに暗くなる影となるエリアに使う肌色です。
影をE00だけで終わらせるのではなく、E95でさらに濃い影を入れることで、よりイラスト全体に厚みをもたせることができます。
この3本をベースに買い足していく
「このキャラクターはもっと赤みがかった肌にしたいな。」
最初の3本に慣れてきたら自然と自分に必要なコピックの色が見えてくるようになります。
より薄くしたいならE0000
ベースカラーをE000よりさらに薄くしたい場合はE0000を使います。
なおE0000はコピックスケッチのみで、コピックチャオにはないカラーとなります。
赤みを強くしたいならR系
RはRed(赤)の略で、赤色系統の番号です。
子供や女性のキャラクターなど、血色よく書きたいときなどにオススメです。
黄色みを強くしたいならYR系
YRはYellow Red(黄色 赤色)の略で、オレンジ色系統の番号です。
ちなみに僕がよく使う肌色は…
ちなみに僕は描くものにもよるのですが、この3本はよく使っています。
- YR00
- E95
- E21
ちなみにハイライトを入れたい部分は最初から色を塗らなかったり、あとからホワイトで白を足したりしています。
ないなら絶対に買いたい最強カラー
肌を塗るのに使えるというか、肌だけでなくどこにでも高頻度で使える最強カラーがあります。
便利すぎるので持っていないならこれも絶対に買っておきましょう!
BV00
BVはBlue Violet(青紫)の略で、BV00は薄い青紫色になります。
何も考えなくてもとりあえずBV00を重ね塗りしておけば、それだけでそれっぽい影になる最強のカラーです。
※ 濃い色に重ね塗りをするとBV00が負けてしまいます
0(カラーレスブレンダー)
0はカラーレスブレンダーというもので、透明のコピックです。
「え?透明とか何に使うの?」
と思うかもしれませんが、実はこれかなり使います。
色を塗ってから境界に0をのせたり、0を塗ってから色を塗ったりすることで、ぼかしやグラデーションを作ることができます。
※ どちらも先に塗ったほうが乾く前に上に乗せます
この性質上、0はニブ(ペン先)が汚れやすいです。
そのため換えのニブも常にストックしておく必要があります。
実際に目で見て確かめたいなら…
以上、コピック初心者さんがスタートで揃えておきたい、万能な肌色3色の紹介でした!
この3本を買って「これじゃない…」と思ったとしても、どこかのタイミングで必ず使うときがくると思うので無駄にはならないと思います。
この3色をベースに、少しずつ自分の引き出しを増やしながら、コピックも買い足していくことをオススメします!
また実際に目で見て確かめたい方は、コピック公式サイトでコピックの取扱店舗を探すことができます。
これであなたの白黒だったイラストが、より厚みのある素敵なイラストになることを願っています!
それでは、楽しいお絵描きライフを!