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【イラスト】失敗しない!漫画家が教える目の基本的な描き方とポイント

【イラスト】失敗しない!漫画家が教える目の基本的な描き方とポイント
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こんにちは!漫画家の亀山大河です!
僕は現在「史上最最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する(原作:柑橘ゆすら)」を連載しています。

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史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する
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イラストを描いていて

「思い通りに目が描けない!」
「なんか変になってしまう!」

と、目を描くのに苦戦してはいないでしょうか?

なぜうまく描けないかは率直に、正しい目の形を知らないからです。

亀山大河
この記事を読めば、誰でも違和感のない目が描けるようになります!

とはいえ一口に目の描き方といっても、イラスト界にはいろんな種類の目がありますよね。
イラストレーターや漫画家、作品ジャンルによりその描き方は十人十色。

目はキャラクターを描く上で超重要なパーツで、作者やキャラクターによって個性が大きく出ます。

いろんなタイプの目

ただいくら個性が出るとは言え、目ということにかわりはありません。

つまり目の基本となる部分は共通しています。

今回は失敗しない目の描き方にフォーカスを当てていますが、後半では魅力的な目を描く方法や、実践でのコツも紹介しています。

亀山大河
ぜひ最後までご覧ください!
目次

覚えておきたい目のパーツ

目は誰が描いても、以下のパーツからできあがっています。
※二重まぶたやまつ毛など、パーツははしょられる場合もあります

覚えておきたい目のパーツ

上下まぶた・目頭・目尻

これらの4つは、目の形を構成するパーツです。
それぞれが独立しているわけではなく、4つで1つの役割を果たしています。

黒目・虹彩・瞳孔

もはや黒くない場合が多いのですが、黒目とその中身です。
虹彩(こうさい)は作者によってかなり個人差がありますが、ジャンルによって一定の傾向があります。

二重まぶた・上まつ毛・下まつ毛

目をよりかっこよく(かわいく)するためのオプションパーツです。
性別や画風によってあったりなかったり、はしょられても致命傷にはならないパーツです。

これらのパーツは頭ではなく体で覚える

どのジャンルであろうと、これらのパーツは目を描く上ではほぼ外せません
まぶたやまつ毛の形や太さ、黒目の大きさや形、ハイライトの描き方など、これらのパーツをアレンジすることで、個性を出していきます

が、これらのパーツをがんばって暗記する必要はありません
何度も何度も目を描いて、ペンタブを握る利き手に覚えさせていきます

亀山大河
イラストは描けたらOKなので、虹彩とかいう聞き慣れない名前も覚えなくて大丈夫!そのうち勝手に覚えていきます!

ということで、実践に移っていきましょう!

目の描き方3ステップ

それではさっそく目を描いていきましょう!

「こんな目が描きたいな」という目標のイラストがあればそれを隣に置いてもOK

本記事では先程登場したこちらの目を描いていきますが、きっちりマネしなくても大丈夫です。
これからいくつかポイントを紹介するので、そのポイントさえを守って描いてくれたらOKです。

今から描いていく目

目の全体像を描く(上下まぶた・目頭・目尻を描く)

まずは目の枠となる全体像を、上まぶたから描いていきます。

上下まぶた・目頭・目尻

上まぶたのカーブ具合や目尻・目頭の高さはキャラクターに依存するので自由です!

目の形を描くポイント

  • 上まぶたは分厚く、下まぶたは薄く描く
  • 4つのパーツは全てつながっていることを意識して描く

パーツの「つながり」を意識することはかなり大事で、見落とされがち
ここを無視すると不自然な目になってしまいます。

亀山大河
目の何も描いてない空間も、見えない線があるようなイメージで描きましょう!!
何も描いていない部分でもつながりを意識する

黒目エリアを描いていく(黒目・虹彩・瞳孔)

次に黒目エリアを描いていきます。

人間の黒目は普通まんまるな円なのですが、二次元の世界では縦長のだ円形の黒目も多いです。

黒目・虹彩・瞳孔

黒目と瞳孔のサイズはわりと自由です。
が、黒目は小さくなりすぎると狂人っぽい目になります。

黒目エリアを描くポイント

  • 黒目や瞳孔はできるだけキレイな円(だ円)を描く
  • 瞳孔は黒目の中心に描く

黒目は基本的に一部隠れていることが多いですが、隠れている部分も意識しながら丸を描きましょう。

黒目全体を意識する

虹彩やハイライト(反射の光)は、かなり個人差が大きく自由度も高いため、自分が好きな絵柄の虹彩をマネするのがベストです!

亀山大河
今回はどんな目にも共通する、最も大切で基本的なことだけに内容を絞っているので、虹彩については割愛させてもらいます!

基本的に目は同じ向きではなく左右で対になっていますが、ハイライトだけは左右同じ向きに描きます。

目の外側にいろいろ付け足していく(二重まぶた・上下まつ毛)

黒目を描いた段階で一応目にはなったので、その目におまけパーツをつけてよりかっこよく(かわいく)していきます。

二重まぶた、上下まつ毛

二重まぶたもまつ毛も、そもそも描かないというパターンがあるので、描いた場合のポイントを紹介します。

付属品のポイント

  • 二重まぶたは細く描く
  • 上まつげは直線ではなく軽い曲線で、根本は太く毛先は細く描く
  • 下まつ毛は細く短く描く

二重にもいろんな種類があり、三重だったりする場合もたくさんあります。
まつ毛も画風によって男女関わらずあったりなかったりします。

ここも自分が好きな絵柄をマネするのがベスト。

亀山大河
変に「これが正解!」と答えを持たず、いろんな人のイラストを参考にすると、自分にとってベストな答えが見つかります!

これで目が完成しました!

どんな目であろうと、ここまで紹介したポイントをしっかりおさえておけば、不自然な目ならないはずです。

自分の描いたイラストの目がポイントを抑えているかチェックしよう!

先程紹介した全てのポイントをまとめました。
あなたの描いた目が、改めてポイント通りに描かれているかチェックしましょう!

目の形を描くポイント

  • 上まぶたは分厚く、下まぶたは薄く描く
  • 4つのパーツは全てつながっていることを意識して描く

黒目エリアを描くポイント

  • 黒目や瞳孔はできるだけキレイな円(だ円)を描く
  • 瞳孔は黒目の中心に描く

付属品のポイント

  • 二重まぶたは細く描く
  • 上まつげは直線ではなく軽い曲線で、根本は太く毛先は細く描く
  • 下まつ毛は細く短く描く

このポイントを抑えたことで、あなたが違和感のある不自然な目を描くことはなくなりました。

言わばここまでは「下手な目を描かない方法」でした。

ただこれだけでは理想的な素敵な目を描くことはできません。

ここからは「上手な目を描く方法」を紹介していきます。

理想的な目を描く方法

理想的な目を描く方法は、自分が好きな絵柄の目を模写することです。

「最初からそうすればいいじゃん!」って感じですが、そういうわけでもありません!

何も知らずに模写をするのと、ポイントを抑えた上で模写をするのとでは、同じ模写でも結果に大きな差が生まれます。

亀山大河
1回の模写で吸収できる情報量にも大きく差がでます!

模写を終えたらお手本と見比べて、どこが違うのかをよく観察して、さらに完成に近づけていきましょう!

これを続けることで、理想的な目を描くことができるようになります!

本番で目を描くときのコツ

人には目が2つあるため、横顔を除きほとんどの場合、目は2つ描かなければいけません

そこで

「右目の左目の位置や大きさがずれる!」
「右目と左目が別人のように違う」

といった問題が出てきます。

今回は目の描き方だけにフォーカスを当てた内容でしたが、最後におまけとして、本番で目を描く、つまりちゃんと輪郭の中に目を2つ描く上でのコツを軽く紹介します。

本番で目を描くときのコツ

右利きなら左側の目(キャラクターの右目)から描く

なぜ左側の目から描いていくのでしょうか?
理由は2つあります。

  • 自分の手が邪魔で右側の目を見ながら左側を描くのが困難(アナログの場合)
  • 苦手な方を先に描いて得意な方で合わせていく

まず①について、両目を崩さずに描くには、先に描いた目を見ながら、それに合わせてもう片方を描いていかなければいけません

つまり右利きが先に右側の目を描いてしまうと、左側の目を描くときに自分の手が邪魔で見えないというわけです。

そして②ですが、右利きは基本的に右側の目(左目)の方が描きやすいです。
これは、手首や腕の可動域が関係しています。

先に苦手な方を描いてから、得意な方で寄せていった方が、両目のバランスが揃いやすくなります。

亀山大河
これだけでイラスト全体のクオリティがグッと上がります!

以上、失敗しないための目の基本的な描き方とポイントの紹介でした!

これからもっと練習を重ねて、あなたが素敵な目を描けるようになることを願っています!

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