こんにちは!漫画家の亀山大河です!
柑橘ゆすら先生原作「史上最最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する」をコミカライズして3年が経ち、シリーズ累計発行部数も100万部を突破しました。
先日ふと作業場を眺めるとどれもこれも手垢だらけだったので、感謝を込めて全てキレイに掃除しました。
せっかくキレイになったので、漫画家の僕が仕事で愛用しているものたちを紹介させてください。
僕の愛用品
- 液タブ
WacomのCintiq 27QHD - 左手デバイス
Express Key Remote - パソコン
Mac mini - キーボード
LogicoolのMX KEYS KX800 - ペイントソフト
CLIP STUDIO PAINT EX
プロがどんな物を実際に使っているのか知っておくことは、ご自身が何か買うときの一つの指標として、選択肢の幅が広がるのではないかと思います。
それでは1つずつ紹介していきます!
A3が原寸で収まる27インチ液晶ペンタブレット
僕はWacomの「Cintiq 27QHD」で毎日マンガを描いています。
27QHDの27は、液晶サイズが27インチということです。
2015年に発売されたモデルで定価約27万円と当時の僕にはかなりキツかったのですが、27インチの液タブが欲しかったのでこれ以外の選択肢はありませんでした。
27インチの良さはなんといってもちょうどいいサイズ感。
なんと、クリスタのウィンドウ込みで断ち切り枠(仕上がり線)が原寸サイズでモニターに収まる(B4マンガ原稿用紙)サイズ!
いちいち印刷せずとも原寸サイズのマンガを確認することができるのがかなりありがたい!
愛しのCintiq 27QHDですが、古いモデルなので現在は生産されておらず、後継機として現在はWacom Cintiq Pro 27が販売されています。
Cintiq 27QHDはペンの生産も終了しており、グリップの替えも手に入らないのですが、まだまだこれで戦っていきます!
作業効率に大きく貢献してくれる左手デバイス
左手デバイスはWacom純正の「Express Key Remote」を使っています。
簡単に言うと左手デバイスとは、好きなショートカットキーをセットすることができるリモコンです。
元に戻す(Ctrl + Z)やコピペ(Ctrl + C or V)はもちろんのこと、キャンバスの回転や縮小/拡大など全て左手デバイスから操作することができます。
写真では液タブに張り付いていますがマグネット式なので、取り外して自由な体勢で使うことができます。
スマホやタブレットと連携できるパソコン
正直パソコンは詳しくないのですが、パソコンはMac miniを使っています。
Mac miniはキーボードがなければモニターもない、パソコン本体だけなので、MacBookやiMacより安価です。
MacBookと少し悩んだのですが、ディスプレイは液タブで事足りているし、外にパソコンを持ち出す必要もないので、Mac miniを購入しました。
ストレスフリーのキーボード
キーボードはLogicoolのMX KEYS KX800を使っています。
漫画家も案外キーボードを使う機会は多いんです。
漫画家の主なキーボードの用途
- マンガの写植
- 担当者などとのメール
- アシスタントとのチャット
このMX KEYS KX800は「パンタグラフ式」と呼ばれるタイプのキーボードで、キーが浅く軽いタッチでタイピングすることができるので、指が疲れにくいんです。
またキー同士が隣接していないなので、タイプミスもしにくい設計になっています。
以上の理由から、とにかくストレスフリー。
Windowsの方はあまり気にすることではないのですが、実はMacユーザーはキーボード選びで苦労します。
僕が使っているMX KEYS KX800はWindowsとMac両対応なので、どんなパソコンでも安心。
※同じMX KEYSシリーズ内でもWindows用とMac用があるので購入時はご注意ください
マンガを描くならペイントソフトはクリスタ一択
イラスト、マンガ、アニメーション制作ソフトとしては圧倒的シェア率ナンバーワンを誇る、クリスタことCLIP STUDIO PAINTを、例に漏れず漫画家の僕も愛用しています。
イラストレーターならPhotoshopなども選択肢に入ると思うのですが、漫画家はクリスタ一択だと思っています。
クリスタには「PRO」と「EX」の2種類があるのですが、漫画家はEX一択。
PROとEXの違いが気になる方は、下記の記事で紹介しています。
その他の愛用品
「推し」とまではいきませんが、それでも僕が愛用しているものたち。
愛用品というか、漫画家としてほぼ必須アイテムです。
文具一式
構想やネームなどでお世話になっています。
文具一式
- コピー用紙(A3)
- シャーペン(お土産)
- シャー芯(B)
- 消しゴム(MONO)
- 定規(40センチ)
消しゴムはなんとなくMONOを愛用していますが、特にメーカーなどのこだわりはありません。
スクリーンバー
スクリーンバーとは、モニターの上に乗せることができるライトです。
ネームを描くときなど、手元を照らすのに使っています。
Quntisという謎メーカーですが、Amazonで評価が高くランキング上位だったのでこれにしました。
明るさの調整に加え、ライトの色も白〜オレンジに変更することができます。
作業用BGM
作業BGMとしてAmazon Prime Videoを使って、アニメやドラマを垂れ流ししています。
Amazon Prime Videoは、Amazonのプライム会員になることで利用することができます。
もはや説明不要かもしれませんが、Amazonのプライム会員は凄いんです。
Amazonプライム会員のここヤバい
- アニメやドラマなどが見放題
- 他の動画配信サブスクより圧倒的安い月額500円
- 少ないけど音楽も聴き放題
- 何よりAmazonで注文したものが早く届く
月額500円と破格のサービス内容になっています。
まとめ
以上僕の愛用品たちでした!いかがだったでしょうか?
僕の愛用品
- 液タブ
WacomのCintiq 27QHD - 左手デバイス
Express Key Remote - パソコン
Mac mini - キーボード
LogicoolのMX KEYS KX800 - ペイントソフト
CLIP STUDIO PAINT EX
少し高価なものが多かったですが、僕のより立派なものを使っているプロや素人の方はたくさんいますし、逆に僕の液タブより小さな液タブや板タブを使うプロもたくさんいます。
ただプロがどんな物を使っているのかを知っておくことで、ご自身が何か買うときの一つの指標として、選択肢の幅が広がるのではないかと思います。