「史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する」シリーズ累計155万部突破しました!

漫画家が教える「板タブ」と「液タブ」の違い!オススメはどっち?

現役漫画家が初心者に教える液タブと板タブの違い!オススメはどっち?
  • URLをコピーしました!
本記事の内容

デジタルデビューをしたいイラスト初心者に向けて、液タブと板タブの違いや、どっちがオススメかを現役の漫画家が紹介します。

「デジタルでイラストを描きたい!」

となったときに、まず購入するべきものがペンタブ。

ペンタブには板タブ液タブの2種類があります。
そして液タブ派のプロもいれば、板タブ派のプロもいます

「最初はどっちを買うべきなの?」
「液タブ板タブそれぞれのメリットやデメリットは?」

そういったお悩みをこれから解決していきましょう!

↓ 液タブ・板タブのオススメ機種はこちら ↓

あわせて読みたい
現役の漫画家が初心者にオススメする液タブ5選!選び方も教えます! オススメの液タブ5つと、選び方のポイント8つを紹介しています。板タブと違い液タブは本体に液晶画面がついており、決して安いものではないので「とりあえずこれ買って試してみるか」がしにくく、より選び方も慎重になると思います。一度買ったら長い付き合いになることでしょう。あなたにとってベストな板タブ選びのお役に立てたら幸いです!
あわせて読みたい
現役の漫画家が初心者にオススメする板タブ5選!選び方も教えます! オススメの板タブ5つと、選び方のポイント4つを紹介しています。板タブは商品自体に液晶がついていない分液タブより安く、デジタル初心者のデビューにぴったりです。高いから液タブのほうが優れているかというとそうでもなく、プロでも板タブ派の人はたくさんいます。あなたにとってベストな板タブ選びのお役に立てたら幸いです!
プロフィール
亀山大河

現役の漫画家です!
「史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する(原作:柑橘ゆすら)」のコミカライズを担当していて累計発行部数155万部突破しました!現在も連載中です。

【作品一覧】

↓ 僕が連載中の漫画はこちら ↓

史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する
史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する
目次

液タブと板タブの違い

液タブと板タブの違いは「液晶パネルの有無」です。

どちらもパソコンやスマホに接続して使うのは同じなのですが、板タブはただの板になっていて、液タブは板が液晶パネルになっています。

左:Wacom Intuos Pro 右:Wacom Cintiq Pro
ペンタブの種類
  • 板タブ
    板タブに描いたイラストが、接続したパソコンやスマホに反映される
  • 液タブ
    液タブに描いたイラストが、そのまま液タブの液晶画面に反映される

液タブは描いたイラストがそのままタブレットに反映されるので、イメージしやすいかと思います。
ただの板に描き込む板タブは、手元で描いたイラストが接続したパソコンやスマホに反映されます。

つまり板タブと液タブでは、目線の先が違うということになります。

液タブのメリット・デメリット

まずは操作感のイメージがつきやすい液タブから、メリットとデメリットを見ていきましょう。

僕の作業場
僕の作業場

液タブのメリット

アナログと同じ感覚で描くことができる

液晶のタブレットに描いたイラストがそのまま液晶に反映されているので、紙に直接描いているような、アナログと同じ感覚でイラストを描くことができます。
※ 書き心地は製品や貼るフィルムにより違います

板タブより作業速度が早くなる

板タブより液タブの方が線画を素早く正確に描くことができます
詳しくは板タブのデメリットで紹介します。

ペンでタッチできるPCモニターになる

液タブはイラスト制作だけではなく、ペンでタッチできるPCモニターとしても使えます。

あわせて読みたい
【漫画家の作業場】漫画家の僕が仕事で愛用しているもの 漫画家の僕が普段仕事をしているときに愛用している道具の紹介です。今回紹介する道具はオススメではありますが、少し高価なものが多いです。ただプロがどんな物を実際に使っているのか知っておくことは、ご自身が何か買うときの一つの指標として、選択肢の幅が広がるのではないかと思います。

液タブ自体がパソコンのディスプレイの役割も果たしてくれるので、PCのディスプレイを撤去したり、デュアルディスプレイにして使うなど、シンプルにPC機器周辺がパワーアップします。

亀山大河
僕はPCのディスプレイを液タブ1台にしているので、マウスを持っていません!

もしイラスト制作から距離を置いても、液タブはムダにはならないということです。

液タブのデメリット

値段が高い

液タブは安いものでも数万円、ちょっと良いものになると普通に10万円オーバーします。
価格だけでも液タブを断念し、板タブを買ってしまうくらいのレベル。

しかし液タブがPCモニターの役割を担えるので、ディスプレイなしのパソコンを買えばパソコン自体が安くなり液タブにはPCモニター費も含まれていると考えることができます。

大きいものは持ち運びが難しい

自宅以外でも作業をしたい人は製品の重さも確認しておきましょう。
液タブは板タブより重く、サイズが大きくなれば持ち運びも困難になります。

亀山大河
僕の液タブはスタンド込みで25kgもあるので、カフェで優雅に作業を…なんてのは夢のまた夢です

以上が液タブのメリットとデメリットでした!

板タブのメリット・デメリット

今までのイラスト制作とは少し勝手が違う板タブについて、メリットとデメリットに分けて特徴を見ていきましょう。

板タブのメリット

自分の手でイラストが隠れない

アナログでは当たり前のことなので特に気にならなかった人もいると思いますが、イラストを描いていると、ペンの右側周辺は自分の手で隠れているので見ることができません。

板タブでイラストを描くと、自分の手でイラストが隠れることがないので、常にイラスト全体を見ながら描いていくことができます

値段が安い

板タブはメーカーを選ばなければ1万円前後でいい感じの板タブが購入でき、サイズにもこだわらなければ約3000円から手に入ります。

持ち運びやすい

液晶がなくただの板とペンなので、軽くて丈夫です。
自宅以外でも作業をしたい場合、板タブのほうが持ち運びがしやすいです。

好きなディスプレイで絵を描ける

液タブは本体が液晶パネルのついた板なのでディスプレを変えることはできないですが、板タブは後からでも自由にディスプレイを変更することができます。
※ 液タブもミラーリングをすることで、実質板タブのように使えます

液タブより腰や首の負担が小さい

イラスト制作に没頭していて、ふと気づけば数時間経過、そして首と腰めっちゃ痛い。
あるあるだと思います。

ここで想像してみましょう!

どちらの姿勢の方が悪いですか?

A アナログでイラストを描いているとき
B マウスを使ってパソコンを操作しているとき

亀山大河
たぶんイラストを描いているときのほうが、姿勢が悪くなっているのではないでしょうか?

パソコンに目線を向けたままペンを操作するので、板タブの姿勢はBに近くなります

もちろん姿勢には個人差があるのですが、多くの人が板タブの方が姿勢がよくなり、腰や首への負担が小さくなります。

板タブのデメリット

慣れるまで違和感がある

手元を見ずにパソコンの画面を見ながらイラストを描くので、今までの慣れた絵の描き方と勝手がガラっと変わり、シンプルに違和感でしかありません。

それがどれくらいで慣れるかの個人差が大きく、中には慣れる前に挫折する人もいます。

とりあえず安い板タブ買って試してみようかな

となるかもしれませんが、これもじつは罠で、ペンタブは小さいと描きにくいです。

線画が液タブより難しい

繊細な線の描きやすさは液タブに軍配が上がります。
液タブは描きたいところに直接ペンを置いて描けますが、板タブはそうはいきません。

パソコン上に映る描きたいところに対応する、板タブの座標にペンを置いて描かなければいけないので、どうしても液タブで描く線画より誤差が生まれることが多くなります。

亀山大河
以上が板タブの特徴でした!液タブと板タブ、どちらが気になりますか?

メリット・デメリットの数だけで比較すると板タブに軍配が上がりました。

それでは、初心者にオススメするのはズバリ…

初心者にオススメのペンタブはどっち?

やはり今までと同じ感覚で描ける液タブのほうが使いやすく、思い通りに描きやすいです。

結論

初心者が使いやすいのは液タブ

ただ費用的にキツいようであれば消去法で板タブになりますが、それも全然アリです。

亀山大河
板タブには板タブの良さがあります!

板タブがあなたに合っているかは、結局のところ使ってみないとわかりません。
ただ「デジタルデビュー」という点で、使いやすいのは液タブであることは間違いないです。

オススメのペンタブ

下の記事では、それぞれオススメの板タブと液タブを紹介しています。
ぜひ参考にご覧ください。

あわせて読みたい
現役の漫画家が初心者にオススメする液タブ5選!選び方も教えます! オススメの液タブ5つと、選び方のポイント8つを紹介しています。板タブと違い液タブは本体に液晶画面がついており、決して安いものではないので「とりあえずこれ買って試してみるか」がしにくく、より選び方も慎重になると思います。一度買ったら長い付き合いになることでしょう。あなたにとってベストな板タブ選びのお役に立てたら幸いです!
あわせて読みたい
現役の漫画家が初心者にオススメする板タブ5選!選び方も教えます! オススメの板タブ5つと、選び方のポイント4つを紹介しています。板タブは商品自体に液晶がついていない分液タブより安く、デジタル初心者のデビューにぴったりです。高いから液タブのほうが優れているかというとそうでもなく、プロでも板タブ派の人はたくさんいます。あなたにとってベストな板タブ選びのお役に立てたら幸いです!

コスパ最強の液タブ

液タブは普通に10万円前後する製品なので、もはやiPadの購入も視野に入ってくる価格です。

iPadは液タブと比べると小さいし、アップルペンシルもお絵かきに特化しているわけではないので、お世辞でもお絵かきに最適な端末だとは言えません

亀山大河
iPadは普通にちょっと描きづらいです

イラストメインで描くならもちろん液タブかペンタブを買うべきですが、普通にタブレット端末としても使えるiPadがある意味一番コスパが良い製品とも言えます。

旧モデルやメモリが少ないものにすれば、液タブよりはるかに安上がりになります。

板タブと液タブの違いまとめ

以上、液タブと板タブの違いと、どっちがオススメかでした!

亀山大河
どちらにするか決心はつきましたか?

細かく説明してきたので、最後にざっとメリット・デメリットを一覧でまとめます。

まず液タブですが、やはり魅了は今までと同じようにイラストを描くことができる点です。

液タブのメリットとデメリット
  • アナログと同じ感覚で描くことができる
  • 板タブより作業速度が早くなる
  • ペンでタッチできるPCモニターになる
  • 値段が高い
  • 大きいものは持ち運びが難しい
亀山大河
乱暴に言うと、アナログの上位互換といった感じです。

一方板タブは、パソコンに目線を向けながらイラストを描いていくマウス操作スタイルです。

板タブのメリットとデメリット
  • 自分の手でイラストが隠れない
  • 値段が安い
  • 持ち運びやすい
  • 好きなディスプレイで絵を描ける
  • 液タブより腰や首の負担が小さい
  • 慣れるまで違和感がある
  • 線画が液タブより難しい

これまでのイラスト制作とは勝手がガラっと変わりますが、板タブ特有のメリットがあります。
そのため「今までのように」描くことができる液タブの方が、初心者には断然使いやすいです。

結論

初心者が使いやすいのは液タブ

下の記事では、それぞれオススメの板タブと液タブを紹介しています。

あわせて読みたい
現役の漫画家が初心者にオススメする液タブ5選!選び方も教えます! オススメの液タブ5つと、選び方のポイント8つを紹介しています。板タブと違い液タブは本体に液晶画面がついており、決して安いものではないので「とりあえずこれ買って試してみるか」がしにくく、より選び方も慎重になると思います。一度買ったら長い付き合いになることでしょう。あなたにとってベストな板タブ選びのお役に立てたら幸いです!
あわせて読みたい
現役の漫画家が初心者にオススメする板タブ5選!選び方も教えます! オススメの板タブ5つと、選び方のポイント4つを紹介しています。板タブは商品自体に液晶がついていない分液タブより安く、デジタル初心者のデビューにぴったりです。高いから液タブのほうが優れているかというとそうでもなく、プロでも板タブ派の人はたくさんいます。あなたにとってベストな板タブ選びのお役に立てたら幸いです!

あなたのデジタルイラストデビューに、少しでもお力添えできれば幸いです。

それでは、楽しいお絵描きライフを!

↓ 無料で読んでみる ↓

史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する
史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

現役漫画家が初心者に教える液タブと板タブの違い!オススメはどっち?

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次