イラスト制作において、左手デバイスは必須アイテムです。
左手デバイスとは?
パソコン用のリモコンのようなもので、好きなボタンに好きなショートカットを配置して使うことができるアイテム。
しかしいざネットショップや近所の電気屋さんを見てみると…
「めっちゃいろんな種類の左手デバイスがあるじゃん…」
いろんなメーカーや形状、価格のものがあって、正直どれを買えばいいかわかりませんよね…。
後半では価格と品質についての話もしますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
「選び方はいいからとにかくオススメが知りたい!」という方は左手デバイスのオススメ3選という記事も用意していますので、ぜひそちらをご覧ください!
※ 本記事でも軽く触れています
もう迷わない!左手デバイスの選び方
オススメしたい左手デバイスはいくつかあるのですが、まずは選び方を先に紹介します!
※ 本記事では左手デバイスの選び方をイラスト制作者視点で紹介しています
左手デバイスの選び方
- ホイール付きのもの
- ボタンは少ないより多いもの
- 使いやすそうな形状をしているもの
- 使用している端末のOSが対応しているもの
それでは詳しく見ていきましょう!
① ホイール付きのもの
ホイールを使ってキャンバスの拡大縮小や回転をすることができます。
イラスト制作で使う左手デバイスにおいて、僕は何よりこのホイールが最強だと思っています。
ホイールが1つしかない左手デバイスでも「拡大縮小/回転/ブラシサイズ変更」など機能を複数登録することができ、ボタン1つでホイールの機能を切り替えることができます。
② ボタンは少ないより多いもの
クリスタでよく使うショートカットキーは、4つや5つだけではありません。
いろんな場面でいろんなショートカットキーを使います。
「まだ登録したいショートカットキーがあるのに!」
とならないよう、ボタンは少ないより多いものをオススメします。
③ 使いやすそうな形状をしているもの
左手デバイスには大きく3つの形状に分かれています。
左手デバイスの形状
- 置いて使うもの
- 握って使うもの
- 置いても握っても使えるもの
こちらに関しては正直完全に好みで「これが1番良いです!」とは断言できません…。
- 机にもう左手デバイスを置くスペースがない
- 左手は机の上じゃないほうが楽
このどちらかに該当する場合は握るタイプをオススメします。
握るタイプの最大のメリットは、左手の位置が机の上に縛られないというところです。
④ 使用している端末のOSが対応しているもの
「よしこれに決めた!」
ちょっとまってください!
目星をつけたら、最後に自分の使っている端末のOSに対応しているかを確認しなければいけません。
OSとは?
端末(PCやスマホ)を使うためにあらかじめ導入されているシステムのこと
例)windos XX、macOS XXなど
対応している端末は、Amazonの商品詳細エリア、そこになければ公式サイトの商品紹介ページを確認すると書いてあります。
オススメはペンタブメーカーの左手デバイス
ここまで選び方を説明してきましたが、正直それでも自分で選ぶのは難しいと思います…。
それはペンタブメーカーが出している左手デバイスから選ぶということです。
理由はシンプルで、ペンタブメーカーの左手デバイスはイラスト制作用に特化された左手デバイスで、ここまで紹介してきた選び方の条件をすべて満たしているからです。
さらに迷ったら自分のペンタブと同じメーカー
ペンタブと左手デバイスはメーカーが違っても問題はないのですが、それでもなかなか決まらない場合、自分が今使っているペンタブメーカーと同じメーカーの左手デバイスをオススメします。
同じメーカーにするメリット
- ドライバが共通しているので、初回の導入がスムーズ
※ ドライバ:外部機器(ペンタブや左手デバイス)を使うためのソフト - ドライバのアップデートも一括で楽
- トラブルが発生した際の問い合わせ先が共通しているなど
一番大事なのは使用感ですが、ペンタブメーカーの左手デバイスから選んでいる時点で極端に大きなハズレを引くことはありません。
各ペンタブメーカーの左手デバイス一覧
オススメしたので、各ペンタブメーカーが出している左手デバイスのリンクを貼っておきす!
※ 左手デバイスを取り扱っていないペンタブメーカーもあります
Wacom
ExpressKey Remote
XP-PEN
AC19 Shortcut Remote
ACK05 Shortcut Remote
HUION
Keydial mini
値段が上がれば質も上がる
左手デバイスの相場は3,000円〜30,000円です。
そしてほぼ価格と質は比例しています。
高額な左手デバイスになると…
- 接続がより安定する
- 操作の遅延がより小さくなる
- 打鍵感がより良く押しやすくなる
※ 打鍵感(だけんかん):キーを押した感触 - 適度な重量感・安定感がある
安価なものと比べ、このような点で違いが出てきます。
「やっぱり高いものを買わないといけないのかな…。」
結論から言うと、自分の予算にあったもので問題はありません!
ただし左手デバイスは消耗品ではないので、ちょっと背伸びをしても1万円近くかそれ以上のものを買うことをオススメします。
僕がオススメする左手デバイス3選
ここからは、1日の大半を左手デバイスと過ごす漫画家の僕が選んだオススメの左手デバイス3選を紹介します。
一番オススメ!ExpressKey Remote
コスパ重視のAC19 Shortcut Remote
握って使うならCLIP STUDIO TABMATE 2
別のソフトとも併用するならTourBox Elite
オススメについて詳しくは以下の記事で紹介しています!
左手デバイスを知ってしまうデメリット
以上、イラスト制作で必須アイテムである左手デバイスの選び方と、オススメの左手デバイスでした!
左手デバイスは、知らないとその不便さを感じることはないかもしれません。
しかし一度手にとってしまうと、その快適さ、効率の良さ、ストレスのなさに驚くことになります。
しかし残念なことがあります。
それは左手デバイスが不調だったり手元にない状況のとき、だるすぎてイラスト制作のやる気がまったく起こらないというか、やりたくなくなるということです。
しかし左手デバイスは、確実にあなたのイラスト制作をより豊かなものにしてくれます!
ぜひとも左手デバイスの購入をご検討ください。
それでは、楽しいお絵描きライフを!