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【クリスタ】オブジェクトを中央に配置する![整列・分布]の使い方

【クリスタ】オブジェクトを中央配置や均等配置ができる![整列・分布]の使い方
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こんにちは!漫画家の亀山大河です!
僕は現在「史上最最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する(原作:柑橘ゆすら)」を連載しています。

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史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する
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[整列・分布]という機能をご存知でしょうか?

ものすごく簡単に言うと[整列・分布]とは、オブジェクトをキレイに並べるための機能です。
1つのオブジェクトをキャンバスの中心に移動させることはもちろん、複数のオブジェクトを均等に並べることもできます

9つの正方形を3×3の均等配置に

IllustratorやPowerPointなどではおなじみの機能ですが、Ver2.0からクリスタにもついに [整列・分布]機能が追加されました。

今回はイラストから会社のプレゼン資料作成まで幅広く重宝する[整列・分布]をクリスタでマスターしていきましょう!

目次

整列・分布を使う前の注意点と準備

これから以下の3つのオブジェクトを使って、いろいろキレイ並べていきます。

整列・分布前の3つのオブジェクト
  • 青い四角形
  • 緑の六角形
  • 赤い円

の3つがありますが、ここで注意することがあります。
四角形、六角形、円どれもレイヤーが分かれていて、3つのレイヤーがありますよね。

整列・分布の注意点

整列・分布の対象となるオブジェクトは、全てレイヤーを分けておく

残念ですが、まだ同一レイヤー内で整列・分布をさせることはできません

亀山大河
今後のアップデートに期待しましょう!

それでは、まずは[整列・分布]パレットを表示させましょう。

おそらくデフォルトであれば[ナビゲーター]の左に[整列・分布]のアイコンがあるかと思います。
※見つからない場合[ウィンドウ]メニューから[整列・分布]にチェックを入れることでパレットが出現します

[整列・分布]パレットのアイコン

[整列・分布]パレットを開いたら[整列基準]は何でもいいのですが、とりあえず今は一番左にしておきましょう。

亀山大河
整列基準については後ほど説明します!

これから3つのオブジェクトを整列させていくので、対象となる3つのレイヤー全てを選択状態ににしておきます。

対象を全て選択しておく

Ctrl(cmd)キーを押しながら対象のレイヤーをクリックすることで、レイヤーを複数選択することができます。

まずは整列からやっていきましょう!

整列をマスターする

対象のオブジェクト(レイヤー)を全て選択したら、あとはアイコンをポチッと押すだけ
ほぼほぼアイコン通りの形になってくれるので、感覚でもわかりやすくなっています。

亀山大河
左端に整列させたかったら、それっぽいアイコンをクリックするだけです!

それでは、実際にサンプルを用意したので確認してみましょう!

整列結果その1

左半分のアイコンはオブジェクトを左右に移動させ、右半分のアイコンはオブジェクトを上下に移動させます。

整列結果その2

また整列は複数回使うことが可能で、左右中央にしてから上下中央にすることで、上下左右中央にすることができます。

整列の複数使用結果

ここで注意しておきたいことが1つ!

中央の整列をよく見ると、微妙にキャンバスの中央からはズレています
これは整列基準が[整列対象]になっているためです。後ほど改めて解説しますが、整列基準を[キャンバス]にすれば、正確にキャンバスの中央に移動します。

少し謎を残したままになりますが、次は分布を見ていきましょう。

分布をマスターする

整列の次は、分布の結果を見ていきましょう。
こちらもほぼアイコン通りの動きをしてくれます。

亀山大河
分布は結果に大きな差は出ないのですが、微妙な違いがあります

分布のポイントは、分布させる基準をどこに置くのかというところです。

分布結果その1

分布①は上の四角形と下の円は動いてないのですが、六角形だけ微妙に違いのある動きが出ていますね。
分布②は左の四角形と右の六角形は動いてないのですが、円だけ微妙に違いのある動きが出ています。

分布結果その2

そして分布アイコンの下に[等間隔に分布]というまた違う種類の分布がありますよね。
[等間隔に分布]は、オブジェクト間のすき間を等間隔にする分布方法です。

等間隔に分布結果

先程の整列と同じように、分布も組み合わせて複数回使うことができます。

水平方向整列&垂直方向等間隔分布

これで一通り整列と分布を使いこなせるようになりました!

亀山大河
ここからさらに自由自在に整列・分布を操っていきましょう!

それでは、後回しにしてきた整列基準について見ていきます。

整列基準で「端」をどこにするか決める

ここまで整列・分布を見てきて「左端を整列」や「上端を分布」などとありました。

「端」って一体どこなんだ?

という話の答えが[整列基準]です。

亀山大河
整列基準を変更することで「端」が変わるということです!

「左端」を例に、基準がどう変わるのかを見てみましょう。

整列基準別の左端位置

整列基準の種類

  • 整列対象
    対象オブジェクト全ての中で、最も左端にある部分が左端になる
  • キャンバス
    キャンバスの左端が左端になる
  • 選択範囲
    選択範囲の左端が左端になる
  • ガイド
    ガイドが左端になる

せっかくなので、結果も見ていきましょう!

整列基準別の整列結果

また紹介を端折ってきましたが整列基準を[自動]にしておくこともでき、ある程度勝手にクリスタが考えて動かしてくれるようになります。

亀山大河
必ず思い通りに動いてくれるわけではありませんが、とりあえず[自動]にしておくのもありです!

オブジェクトを中央に配置する

整列基準を理解したら、最初の整列の紹介でオブジェクトが完全に中央に行かなかった理由がわかりますね。

亀山大河
一応念の為、しっかりとオブジェクトを中央配置してみましょう!

オブジェクトの中央配置

  • 整列基準の[キャンバス]をクリックし基準を変更する
  • 整列の[水平方向中央を整列]をクリックして左右中央に移動
  • 整列の[垂直方向中央を整列]をクリックして上下中央に移動
中央配置

これでキレイに中央に配置することができました!

複数のオブジェクトを1つのかたまりとして動かす

3つのオブジェクトが重なっていますが、この状態でそのまま中央に持っていくにはどうすればいいでしょうか?

重なった3つのオブジェクト
亀山大河
先ほど紹介した中央配置の方法では、全てのオブジェクトがそれぞれ中央に配置されてしまいます!

レイヤーを結合することで、1つのオブジェクトとして中央に持っていくことはできますが、もう少し汎用性の高い方法があります。

複数オブジェクトを1つとして整列・分布する方法

対象のオブジェクトをフォルダーでまとめ、そのフォルダー選択して整列・分布する

こうすることで、3つのオブジェクトを1つのオブジェクトとして扱うことができます。

3つを1つにまとめて中央配置

フォルダーにまとめてから中央配置をすることで、そのままの状態で中央に配置することができました!

実践における整列・分布の使い道

実際のところ人や自然のイラストを描いているときは、そんなに出番はないかと思います。

亀山大河
クリスタVer2.0まで実装されていなかった機能だったことからも、需要がニッチであることが想像できますね!

しかしAdobe製品やOffice製品には昔からある機能でした。
というのも、広告物や資料の作成では、キレイなレイアウトにするためバンバン整列や分布を使いまくるからです。

ではイラスト制作の現場ではどこで使うのでしょうか?

整列・分布の主な使い道

  • 柵やビルの窓など、規則的に同じものが並ぶものを描くとき
  • 幾何学模様を作成するとき
  • オブジェクトが規則的に並ぶ背景を作成するとき

僕自身まだそんなに活用はしていないのですが、主にこういった用途で出番がくるのかなと思っています。

役に立つ機能であることは間違いないので、ぜひ出番がきたときはご活用ください!

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