【クリスタ】左右対称にイラストを描く方法！「対象定規」の使い方

「楽してキレイな左右対象のイラストを描きたい！」

可能なんです。
そう、クリスタならね。

クリスタには[対象定規]と呼ばれるツールがあり、それを使うことで、描いた絵が勝手に左右対象になる素晴らしい機能をもっています。

対象定規で線を1本引いてからイラストを描くだけで、線の反対側に同じイラストが反転して描写されるというものです。

使い方はとっても簡単なので、ぜひマスターして活用しましょう！

対象定規を使って左右対称に描く

それではさっそくやっていきましょう！

それでは順を追って見ていきましょう

[定規]ツールから[対象定規]を選択する

[定規]ツールから[対象定規]を選択します。

[ツールプロパティ]から定規の設定をする

ツールプロパティにある設定を少し変更します。

設定項目については、後ほど紹介します。

それでは線を引いていきます。

中心にしたい部分に線を引く

描きたいイラストの中心になる部分にマウスを置き、Shiftを押しながら縦にドラッグ＆ドロップします。
※ドラッグの距離は短くてOK

Shiftを押しながら線を引くことで、一定の角度にグリッドしてくれるので簡単に垂直な線が引けます。

これで完成！

物体は問題ないですが、人含む生き物の正面顔を描く場合は、ペン入れではなく下描きで使うことをオススメします。

物体は完璧な左右対称でも問題ないのですが、正面顔などの場合は完璧な左右対称がかえって違和感を生むことがあります。

消しゴムも左右対称にする

対象定規はペンやブラシを左右対称に描写してくれますが、消しゴムは左右対称に消してくれません。

ただ設定を変更すれば、消しゴムも左右対称に消してくれるようになります。

まずは消しゴムの詳細設定画面を開きます。

設定画面が開いたら[補正]の項目を選択し[スナップ可能]にチェックを入れます。

これで消しゴムの設定は完了するのですが、消しゴムのスナップは状況によって使い分ける場合もあるかと思います。

なので詳細設定画面を開かずともツールプロパティに表示されるように設定しておきましょう。

これでいつでもワンクリックで消しゴムのスナップを設定変更できるようになりました！

対象定規の設定いろいろ

先程さらっと流してきた、ツールプロパティで操作できる設定についてです。

[線の本数]を増やして曼荼羅を描こう

[線の本数]は数値を上げることで、対象に描写してくれる線の数を増やすことができます。

最大数は16で、16にすると何か適当にグニャグニャ描くだけでそれっぽいイラストができます。

[線対象]から点対称に変更する

[線対称]のチェックを外すことで、線対称から「点対称」に変更することができます。

[角度の刻み]

チェックを入れることで、指定された数値刻みの角度にしか線が引けないようになります。

[編集レイヤーに作成]

デフォルトでは選択したレイヤーに線を引く仕様になっていますが[編集レイヤーに作成]のチェックを外すと、新規レイヤーを作成しそこに線を引く仕様になります。

定規は使い終わったらオフにする

使い終わったらこの線はもう邪魔ですよね。

再度クリックしチェックを入れることで、また定規が復活します。

[定規を削除]をクリックすると定規を完全に削除することができるのですが、後の修正なども加味すると、また定規を使う可能性があるので非表示にしておくのがベターです。

まとめ

[対象定規]うまく使いこなせそうでしょうか？

[対象定規]は描いた絵が勝手に左右対象になる素晴らしいツールです。

[対象定規]はたった3ステップで、簡単に使うことができます。

使い終わったら邪魔になるので定規はオフにしておきましょう。

苦手な正面顔が描けるようになるのはもちろんのこと、左右対象のものは半分描けば完成するという、作業効率にも大きく貢献してくれます。

ただあまりにもキレイすぎる左右対称になるので、正面顔の場合は下描きで[対象定規]を使うことをオススメします。