昨今問題となっている無断転載。
自分が時間と心を込めて描いた作品のはずなのに、全く知らない別人の作品として盗用・無断転載されるのはとても悲しいことです。
それを対策すべく、クリスタにもウォーターマーク機能があります。
クリスタ(クリップスタジオペイント)とは、プロも愛用する人気No.1のイラスト・マンガ制作ソフトです。
→ イラストソフトはクリスタが一択な5つの理由
→【CPIP STUDIO PAINT 公式サイト】
ウォーターマークとはこのうっすら入っている「@taiga_kameyama」のことで、著作権表示のために重ねる文字やロゴのことを言います。
今回はそんな自分のイラストを守るために、クリスタでウォーターマークを入れる方法を紹介します。
ウォーターマークの使い方
ウォーターマークの使い方はめちゃくちゃ簡単で、チェック1つで終わるのですが、初回だけ準備が必要です。
ウォーターマークの使い方(初回のみ)
- ウォーターマーク用の画像を用意する
- 書き出し設定画面で[ウォーターマーク]にチェックを入れる
- ウォーターマークの設定をする
- 画像を書き出す
① ウォーターマーク用の画像を用意する
まずはウォーターマークとして使うための画像を適当に用意しましょう。
今回僕はこれを挿入していきます。
あとから不透明度を操作できるのであらかじめ半透明にしておく必要はありません。
ポイントとしてはjpgではなく、背景が透明のpng形式にすること。
② 書き出し設定画面で[ウォーターマーク]にチェックを入れる
ウォーターマークは、レイヤーとしてイラストに重ねるわけではなく、書き出し後にウォーターマーク付きのイラストが書き出されるようになっています。
クリスタでウォーターマークを入れたいファイルを開き、任意のファイル形式で書き出しを行います。
書き出し設定画面の最下部にある[ウォーターマークを付与する]にチェックを入れます。
チェックを入れると、ウォーターマークの設定ができるようになります。
③ ウォーターマークの設定をする
ここからウォーターマークの設定をしていきます。
先ほどチェックを入れた右側の[ウォーターマーク設定]をクリックして設定画面を開きます。
ウォーターマーク設定画面が開いたら、まずは[ファイル]をクリックして用意しておいたウォーターマークを選択します。
ウォーターマークの読み込みができたら、まずはサイズと位置、合成モード、不透明度を調整していきましょう。
また下にある[タイリング]にチェックを入れると、ウォーターマークを繰り返すようになります。
タイリング方向:上下左右
上下左右にタイリング(繰り返し)されます。
タイリング方向:左右のみ
左右にのみタイリング(繰り返し)されます。
タイリング方向:上下のみ
上下にのみタイリング(繰り返し)されます。
以上でウォーターマークの調整は完了です!
④ 画像を書き出す
あとは[OK]をクリックして画像を書き出したら終了です!
ここまで少し大変でしたが、大変はここで終わり!
ウォーターマークは一度設定するだけで何度でも使える
実はウォーターマークは、一度設定をすると次回から同じ設定が残っています。
ウォーターマークの使い方(2回目以降)
- 書き出し設定画面で[ウォーターマークを付与する]にチェックを入れる
- 書き出す
チェックを入れるだけで設定したウォーターマーク入れられるようになるのでとても便利になります!
ただ1つだけ、注意点があります。
ウォーターマーク使用上の注意点!
以上、自分のイラストにウォーターマークを入れて無断転載対策をする方法でした!
ただ便利なウォーターマーク機能ですが、1つだけ注意しておくことがあります。
ウォーターマークを使う上での注意点
設定したウォーターマークの画像は削除も移動もしてはいけない
一体なぜでしょうか?
ウォーターマークのプラスアイコンをクリックしてマイナスにすると、ウォーターマーク画像の参照先が出てきます。
つまり、この参照先から画像が消えてしまうと、クリスタがウォーターマークの画像を探し出すことができなくなってしまうということです。
どこかじゃまにならないフォルダにウォーターマークの画像を入れて、そこを参照先にしておきましょう。
ウォーターマークで完全に対策できるわけではないのですが、それでもちょっとした抑止力にはなります。
ぜひ活用していきましょう!それでは、楽しいお絵描きライフを!
↓ 1話から無料で読む ↓
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑