「史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する」シリーズ累計155万部突破しました!

現役の漫画家が初心者にオススメする板タブ5選!選び方も教えます!

現役の漫画家が初心者にオススメする板タブ5選!選び方も教えます!
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本記事の内容

デジタルイラストをデビューしたい初心者へ向けて、現役の漫画家がオススメの板タブと選び方を紹介します。

「デジタルでイラストを描きたい!」

となったときに、まず購入するべきものがペンタブ。
ペンタブには板タブ液タブの2種類があります。

左:Wacom Intuos Pro 右:Wacom Cintiq Pro

本記事では「板タブ」にフォーカスを当て、オススメの機種を紹介します。
板タブと液タブの違いや、どっちがオススメかについては下の記事で紹介しています。

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「種類が多すぎてどの板タブを買えばいいかわからない」
「板タブを選ぶときに見るポイントってなんだろう?」

今回はそんな板タブについて、選び方のポイント4つと、オススメの板タブ5つを紹介します!
また液タブの選び方の記事もあるので、ぜひこちらもご覧ください。

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プロフィール
亀山大河

現役の漫画家です!
「史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する(原作:柑橘ゆすら)」のコミカライズを担当していて累計発行部数155万部突破しました!現在も連載中です。

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史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する
史上最強の魔法剣士、Fランク冒険者に転生する
目次

板タブの選び方4つのポイント

Wacom Intuos Pro

板タブを選ぼうにも、何をどう見ればいいかわからないですよね…。
まずは最低限知っておきたい板タブ選びのポイントを4つ紹介します!

① サイズ

小さい方がお手頃で初心者向きのように感じますが、実はそんなことはありません。

亀山大河
小さなメモ帳に絵を描くが難しいのと同じで、小さいとシンプルに描きにくいです!

基本的にサイズはMサイズ以上をオススメします。
※ メーカーやシリーズによってMサイズにも差があります

本体サイズの他に「読取可能範囲」にも注目

単純な商品のサイズのほかに「読取可能範囲」というものがあります。
これは本体のサイズではなく「ペンでの描き込みが有効になっている範囲」のことです。

② 筆圧感知レベル(圧力感度)

ペンタブには筆圧を感知する機能があります。
数値が高いほど感知機能が繊細になっていくのですが、4096レベルあればストレスフリーでイラストを描くことができます。

亀山大河
よりスペックの高いものはペン先の傾きも検知してくれます!

③ エクスプレスキー

ペンタブには「エクスプレスキー」と呼ばれるボタンがついている製品が多くあります。
このキーは自分で自由にショートカットキーを設定することができ、わざわざキーボードに手を運ぶ必要がなくなります。

亀山大河
エクスプレスキーを使いこなすことで作業効率がえげつないレベルでアップします!

キーの数は商品により異なり、よりスペックが高いペンタブだと傾き変更や縮尺変更に使えるホイールもついています。

プロは「左手デバイス」と呼ばれる、エクスプレスキーのリモコンみたいなものを使っていることが多いです。

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左手デバイスとは?クリスタユーザー必須の作業効率爆上げアイテム 左手デバイスとは簡単に言うと、パソコン用のリモコンのことです。ただ普通のリモコンとは違い、好きなボタンに好きな機能を配置することができます。左手デバイスを使うことで、圧倒的な作業効率の改善ができるので、パソコンでイラスト制作をしているなら左手デバイスは絶対に買うべきです!

④ 対応スペックと対応デバイス

これは重要です!
購入を検討している板タブが、自分のパソコンのスペックに対応しているかどうかは必ず確認しましょう。

亀山大河
せっかく買ったのに使えないなんて悲しすぎるので、絶対に確認はしておこう!

パソコンは基本的にほぼ大丈夫だとは思うのですが、スマホに対応しているペンタブは少ないです。

板タブでオススメのメーカー

ペンタブでオススメのメーカーを2社、紹介します。
オススメというか超メジャーなメーカーで、世界で活躍するペンタブを製造しています。

Wacom(ワコム)

Wacomは1983年設立と歴史の長い、老舗国産ペンタブメーカー
ディズニーアニメ「美女と野獣」制作時にもWacomのペンタブが採用されています。

少し割高ですが、安心感信頼感があり、クリスタWacom製のペンタブを推奨しています。

動作環境 | CLIP STUDIO PAINT

亀山大河
僕もWacom製の27QHDという液タブを使っています!

XP-PEN(エックスピーペン)

XP-PENは、2005年に設立された中国のペンタブメーカー。

高性能で低価格と、コスパがとにかく良いです。
ペンタブ初心者や、出費を抑えたい方はXP-PENのペンタブが有力候補になると思います。

漫画家がオススメする板タブ5選

目的や予算に合わせて、オススメのペンタブを1台ずつ紹介していきます。

① 値段重視!低価格の板タブがいい方

「とにかくペンタブがあれば何でもいい」
「続くかわからないから安いものでいい」

こういった方へオススメするのが「HUIONHS64

HUION HS64 のスペック

定価 : 3,999円(税込)
本体サイズ : 200 × 166mm
読取可能範囲 : 160 × 102mm
エクスプレスキー : 4つ
筆圧レベル : 8192
傾き検知 : なし
Bluetooth : 非対応

5,000円以下と安価ながら、必要なものが全て揃っています

亀山大河
ただ価格重視なのでサイズは小さく、読取可能範囲はハガキ(148×100mm)より気持ち大きい程度です

先ほどのオススメのメーカーに登場しなかったHUIONですが、こちらは中国のペンタブメーカーで、安価なペンタブを販売しています。

② シンプル・イズ・ベスト!わかりやすくシンプルがいい方

「とにかくわかりやすいものがいい!」
「小学生の子供にプレゼントしたい!」

そんな方へオススメするのがWacomの「One by Wacom Mサイズ

One by Wacom Mサイズ のスペック

定価 : 8,800円(税込)
本体サイズ : 277 × 189mm
読取可能範囲 : 216 × 135mm
エクスプレスキー : 0
筆圧レベル : 2048
傾き検知 : なし
Bluetooth : 非対応

余計なものを全て削ぎ取ったスタイルでエクスプレスキーがなく、Wacomが入門向けとして販売している製品です。

良くも悪くも「シンプルでわかりやすい」に尽きます。

亀山大河
製品を裏向けると名前を書くラベルがあるので、子供向けに開発されたんだと思います

③ コスパ重視!ハイスペックで低価格がいい方

「高いのは手が出ないけど、低スペックもイヤ!」
「とにかくコスパがいいものが欲しい」

そんな欲張りちゃんへオススメするのが「XP-PENDeco 01 V2

XP-PEN Deco 01 V2 のスペック

定価 : 6,500円(税込)
本体サイズ : 351 × 217mm
読取可能範囲 : 254 × 159mm
エクスプレスキー : 8つ(本体6つ、ペン2つ)
筆圧レベル : 8192
傾き検知 : ±60°
Bluetooth : 非対応

XP-PEN製品の売れ筋No.1モデルで、破格の性能を誇っています。

しかしDeco 01 V2、これだけでは終わりません

Deco 01 V2 のセット

ペンタブとペンの他、ペンタブの保護フィルムペンの替芯ペンスタンド2本指グローブなど付属品が至れり尽くせりで、初心者にはもってこいのセットとなっています。

亀山大河
「本格的なペンタブの入門セット」といった感じです!

そしてペンタブの左にエクスプレスキーがついていますが、設定でペンタブをひっくり返してエクスプレスキーを右にすることで、左利きにも対応しています。

全体的な荒削り感は否めませんが、この価格でこのスペックは、文句のつけようがありません

④ 日本製で低価格!Wacom製品を使いたいけど出費を抑えたい方!

「Wacom製品が使いたいけど、One by Wacomはスペックが…」
「なんとなく日本製がいいけど、価格は一万円以内に収めたい」

そんな方にオススメするのが「Wacom Intuos Small ベーシック

Wacom Intuos Small ベーシック のスペック

定価 : 9,350円(税込)
本体サイズ : 200 × 160mm
読取可能範囲 : 152 × 95mm
エクスプレスキー : 6つ(本体4つ、ペン2つ)
筆圧レベル : 4096
傾き検知 : なし
Bluetooth : 非対応

IntuosはWacom製の板タブの中でスタンダードなモデルです。

Sサイズはとても小さく、読取可能範囲がハガキ(148×100mm)レベルなのでご注意ください。
少し値段は上がりますが、MサイズやLサイズのIntuosもあります

また別売りのOTGアダプタを購入することで、Androidに接続して使うこともできます

亀山大河
予算があればMサイズ以上をオススメします!

⑤ 1番いいのを頼む!最高の板タブを使いたい方

「一番いいのを頼む」
「プロ仕様のものを使いたい!」

そんな方にオススメするのが「Wacom Intuos Pro Mサイズ
※ もちろんLサイズでもOK

Wacom Intuosの上位グレードかつWacom製品の最上位モデルで、プロのクリエイターも愛用する板タブです。

Wacom Intuos Pro Mサイズ のスペック

定価 : 40,480円(税込)
本体サイズ : 338 × 219mm
読取可能範囲 : 224 × 148mm
エクスプレスキー : 8つ(本体6つ、ペン2つ) + タッチホイール
筆圧レベル : 8192
傾き検知 : ±60°
Bluetooth:対応

申し分のないスペックに加え、タッチホイールがついています。
タッチホイールをくるくるすると、キャンバスの角度を変えたりすることができます。

またマルチタッチという、スマホと同じように指で回転や縮尺を変更する機能もついています。
※ON/OFF切り替え可能

そして左側にキーがついていますが、コスパ抜群のXP-PENのDeco 01 V2と同様、左利きにも対応しています。

亀山大河
ただこの価格帯になると、液タブも視野には入ってくるのかなぁとも思います

初心者が初めて買うというよりかは、液タブではなく板タブ派だと断言できる人が購入する商品といった印象です。

漫画家がオススメする板タブまとめ

どのペンタブから始めるか、目星はついたでしょうか?

ペンタブはペンを使ってデジタルでイラストを描くための道具で、デジタル派の漫画家やイラストレーターにとっては必須アイテム。

今回はそんなペンタブでも、液タブより安く手が出しやすい板タブのオススメ製品を5つ紹介しました。

亀山大河
高いから液タブのほうが優れているかというとそうでもなく、プロでも板タブ派の人はたくさんいます!

まず板タブ選びのポイントを4つ紹介しました。

板タブ選び4つのポイント
  • 小さいと描きにくいので、オススメはMサイズ以上
    読取可能範囲にも注目する
  • 筆圧感知レベルは4096レベルあればストレスフリー
    8129あればプロと同じ仕様
  • エクスプレスキーがあると作業効率が上がる
    よりハイスペックなものはホイールもついている
  • 接続するデバイスが対応しているか確認しておく
    スマホに対応しているペンタブは少ない

以上を踏まえた上で、今回のオススメ商品は以下の5つでした。

オススメのペンタブ
  • 値段重視!低価格の板タブがいい方
    HUION HS64
  • シンプル・イズ・ベスト!わかりやすくシンプルがいい方
    One by Wacom Mサイズ
  • コスパ重視!ハイスペックで低価格がいい方
    XP-PENDeco 01 V2
  • 日本製で低価格!Wacom製品を使いたいけど出費を抑えたい方!
    Wacom Intuos Small ベーシック
  • 1番いいのを頼む!最高の板タブを使いたい方
    Wacom Intuos Pro Mサイズ

どれがいいかわからないからと、適当に買って後悔してほしくないし、買い物に失敗してデジタルが嫌いになってほしくありません

亀山大河
板タブ選びのお役に立てたら幸いです!

それでは、楽しいお絵描きライフを!

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