「なんかおかしい絵になる…」
「ポーズのある絵が描けない!」
イラストを上達させるために、人体の構造を知っておくことはマストです。
- どこかぎこちないキャラクターになるが、どこがおかしいのかわからない
- 描きたいポーズを描くことができず、いつも立ち絵になる
骨格や筋肉を覚えて初めて、イラスト制作のスタート地点に立ったと言っても過言ではありません!
本記事では、イラスト制作を0から始める超初心者向けの本から一生使える中級者・上級者向けの本まで紹介します!
ちょこっと人体解剖学で圧倒的にうまく描けるキャラクターデッサン
発売日 : 2023年9月8日
ページ : 192ページ
サイズ : B5判
著者名 : みにまる
価 格 : ¥2,420(税込)
イラスト制作を始めるときに1番最初に読みたい一冊。
初心者向けで、人の描き方や練習方法がわかりやすく丁寧にまとめられています。
- 1章 基本の人体構造を知る ちょこっと解剖学
- 2章 準備編 初心者におすすめの練習法
- 3章 実践編 初心者でもわかる人体の描き方
- 4章 実践編 パーツごとに学ぶ顔、体、服の描き方
タイトルや目次にもある通り「ちょこっと」というワードがポイント。
解剖学を初心者でもとっつきやすく簡潔にまとめてくれているので、とても読みやすいです。
スカルプターのための美術解剖学
発売日 : 2016年11月26日
ページ : 216ページ
サイズ : A4判
著者名 :アルディス・ザリンス、サンディス・コンドラッツ
価 格 :¥5,500(税込)
肉体を描くために必要なものがすべて詰め込まれた本。
スカルプター(彫刻家)向けの本なのでイラスト教本と比べると、より立体的に人体の構造を理解できます。
こういった本はモノクロが多いのですが、フルカラーでちゃんと色を分けて説明してくれるのもうれしいポイント!
- 全身&胴体
- 頭部&首
- 上肢
- 下肢
写真だけでなく3D画像やイラストもふんだんに使っていて、何度でも見返す価値があります。
初心者にはちょっとヘビーな内容ですが、手元にあると必ず役に立ってくれる一冊です。
マイケル・ハンプトンの人体の描き方
発売日 : 2016年8月25日
ページ : 240ページ
サイズ : B5判
著者名 : マイケル・ハンプトン
価 格 : ¥4,180(税込)
絵を描く人のための人体構造の教科書。
単純に人体の構造を詳しく説明しているのではなく、描くうえで重要な部位にスポットが当てられています。
- ジェスチャードローイング
- ランドマーク
- フォームと連結部
- 頭部のドローイング
- アナトミー
- 腕
- 手
- 脚
- 足
- 布
- 光と陰影
フルカラーで部位ごとに色が分かれているので、イラストがとてもわかりやすく見やすいです。
説明文が多く悪く言うと教科書チックなのですが、人のイラストを描くために必要なことがしっかりと描かれた良書です。
「スカルプターのための美術解剖学」と選択ではなく、両方持っていても無駄にはなりません。
モルフォ人体デッサン 新装コデックス版
発売日 : 2019年10月29日
ページ : 320ページ
サイズ : A5変形
著者名 : ミシェル・ローリセラ
価 格 : ¥2,640(税込)
ひたすら骨格や筋肉組織など人体構造のデッサンが並んでいます。
人体模写を練習しまくるのにもってこいの一冊。
- 序文
- はじめに
- 頭部と頸部
- 体幹
- 肩
- 上肢
- 下肢
- 生体
説明文が少ないので、他の教本と併用するのがオススメです。
また本が180度開く仕様になっていて、簡単に見開きで机に置いておくこともできます。
加々美高浩が全力で教える「手」の描き方 圧倒的に心を揺さぶる作画流儀
発売日 : 2022年1月21日
ページ : 144ページ
サイズ : B5判
著者名 : 加々美高浩
価 格 : ¥2,420(税込)
初心者が苦手としがちな「手」ピンポイントの一冊。
アタリの取り方から描き方はもちろんのこと、さまざまな表現技法や手のポーズ集など、網羅的に学ぶことができます。
- CHAPTER1 基本の描き方
- CHAPTER2 演出の技術
- CHAPTER3 実例ポーズ集
手を描くのはカンタンではないですが、動きや感情を自然に表現するためには避けて通れません!
座学ダルすぎ問題
「骨格とか筋肉とか覚えるのダルい…」
僕もそう思います。
買った本を読んでいても勉強みたいになってつまらないし、ヘタしたら諦めちゃうかもしれません。
模写をしながら、ついでに骨格や筋肉の確認をする
「ついでに」というのがポイント!
勉強メインではなく、模写メインで楽しくお絵かきしながら自然に人体の構造を覚えていくというやり方をオススメします。
人体の構造は変わらない
人体構造の本は絵柄がすこしリアルで、自分の描きたいものとは少し画風が違うかもしれません。
「ちょっと教本はリアルすぎて自分の描きたいイラストとは違うんだよなぁ…」
ところで一昔前のイラストが「どこか古臭い」って感じることありませんか?
画風には流行り廃りがありますが、リアルなデッサン画が廃れることはありません。
人体の構造は一度覚えておくだけでどんな画風でも必ず役に立つものなので、避けては通れません。
最低でも1冊は手元に置いておきましょう!
サイトや動画ではなく「教本」が大事な理由
以上人体構造でオススメの本と、その使い方でした!
「別に本じゃなくてもググればよくね?」
今どきわざわざ本を買う必要があるのか気になりますよね。
ググれば何でも答えが出るので、それは正解ですが、せっかくなので本の良さを…。
- 見たいときにすぐ見れる
- ふせんや書き込みができる
- タブレットより大きく見やすい
- ちょっとしたときにパラパラ眺められる
- もれなく体系的に基礎を学ぶことができる
ウェブで得られる情報は良くも悪くも、自分が気になって調べた内容が中心になります。
それに対して、本には気にも留めていなかった情報もたくさん書かれています。
つまり体系的に基礎をしっかり固めたい場合、ウェブより本が適役だと僕は思っています。
それでは、楽しいお絵描きライフを!