「勉強やデスクワークにはどんなイスがオススメなの?」
「ゲーミングチェアとオフィスチェアって何が違うの?どっちがいいの?」
勉強やデスクワークなど長時間机に向き合うときに候補としてでてくるイスがゲーミングチェアとオフィスチェアではないでしょうか。
僕も実際家具屋に足を運んでいろんなイスに座ってみたわけですが…
というのが正直な感想でした。
でも家具屋で見本のイスに数時間座り続けるなんて現実的ではないですよね…。
そこで必要になってくるのが事前知識!
本記事ではゲーミングチェアとオフィスチェアの違いと、どちらかオススメか、決め手のポイントなどを紹介していきます。
漫画家、腰を壊す
最初にイスの重要性だけ言わせてください!
僕は漫画家で毎日10時間以上イスに座って作業をしています。
もともとネットで適当に買ったオフィスチェアを使っていました。
特に疲れや肩こりを感じることなかったので不満なく使っていたのですが、その日は突然やってきました。
ビキィッ!!!
何か急な負荷をかけたわけでもなく、イスから立ち上がった瞬間、腰に激痛が走ったんです。
数日間は全く身動きが取れず、元の日常に戻るのに1ヶ月以上かかりました。
もちろんイスが100%腰痛の原因というわけではないのですが、イスが腰痛の大きな原因の1つであることは間違いありません。
僕は治ったのでラッキーでしたが、下手すると腰痛とは一生付き合っていくことになります。
そうならないためにも、長時間イスに座る人は適当にイスを買うのはNGです!
ゲーミングチェアとオフィスチェアの共通点
ゲーミングチェアもオフィスチェアも、どちらも長時間座ることを想定して作られているという点では同じです。
では一体何が違うのでしょうか?
一番大きな違いは姿勢で、ゲーミングチェアが後傾姿勢、オフィスチェアが前傾姿勢となっています。
ゲーミングチェアの機能と特徴
男子の心をくすぐるようなデザインをしたゲーミングチェアの特徴はなんといってもその快適性。
シンプルでどんな部屋にも馴染むオフィスチェアとは違い、それがあるだけで圧倒的な存在感があります。
名前の通りゲームプレイヤー用イスで、長時間ゲームに集中できるよう、ストレスフリーでかつリラックスできるような設計になっています。
- 後傾姿勢をサポートする構造で快適に過ごせる
- 全身を包み込むようにホールドする形状(バケットシート)
- 硬めでしっかりとした作りで、ゲーム中の瞬時の動作に対応できる
- 腰の部分にクッションやパッドがある
- 背もたれをかなり深くまで倒せるリクライニング機能がついている
※ 130度から180度まで倒せるものが多い - イスやアームレストの高さや角度などを個別に調節できる
※ 一般的なゲーミングチェアの特徴であり、すべてに当てはまるわけではありません
リクライニングがかなり深くフットレスト付きも多いため仮眠用にもGOOD
ゲーム用はもちろんのこと、快適に過ごすことに特化したイスがゲーミングチェアです。
余談ですがゲーミングチェアは自動車用のシートが基礎になっています。
オフィスチェアの機能と特徴
シンプルでどんな部屋にも馴染みそうなオフィスチェアの特徴は正しい姿勢のサポート。
腰といった体への負担を軽減し、長時間座っての作業にも集中できるような設計になっています。
- 前傾姿勢をサポートする構造で正しい姿勢を保ちやすい
- ランバーサポートがゲーミングチェアより優れていて正しい姿勢を保ちやすく、腰など体への負担が小さい
※ ランバーサポート:正しい姿勢を維持するための機能や構造 - もたれると動くロッキング機能の背もたれ
- メッシュ素材のものが多く通気性が高い
- ヘッドレストやアームレストがあったりなかったりする
※ 一般的なオフィスチェアの特徴であり、すべてに当てはまるわけではありません
他にもオフィスチェアは価格帯で大きく機能や構造が異なります。
安いほどシンプルな作りで、価格が上がっていくにつれてより高性能になっていき、さまざまなオプションが付与されていきます。
またオフィスチェアにもリクライニング付きのものはありますが、120度から160度までのものが多く、ゲーミングチェアほど深くは倒れません。
仕事や勉強など、机に向かって長時間作業をすることに特化したイスがオフィスチェアです。
ゲーミングチェアとオフィスチェアはどっちがいい?
後傾姿勢でゲーム用はもちろんのこと快適に過ごすことに特化しているゲーミングチェア。
そして前傾姿勢で快適に作業をすることに特化しているのがオフィスチェア。
一言で作業特化のオフィスチェア、趣味特化のゲーミングチェアと言い換えることができます。
ゲーミングチェアがオススメな人
- ゲームやテレビなど趣味が目的の人
- 仮眠も取りたい人
- コスパ重視の人
ゲーミングチェアはオフィスチェアと比べるとコスパが高く、控えめな価格でも最低限の機能は備わっています。
ちなみにゲーミングチェアのメーカーで有名な「AKRacing」や「DXRACER」のスタンダードなモデルは4〜6万円程度です。
オフィスチェアがオススメな人
- 勉強や仕事などデスクワークが目的の人
- 正しい姿勢を維持したい人
- 腰への負担を最大限抑えたい人
机の上で何かをする場合は断然オフィスチェアがオススメです。
オフィスチェアで有名な「HermanMiller」なんかは軽々と20万円を越えてきます。
漫画家のオススメは…
先ほど僕は作業特化のオフィスチェア、趣味特化のゲーミングチェアと言いました。
毎日マンガを描き続けている僕が購入したのはもちろんオフィスチェアで、もうあんな腰痛地獄は懲り懲りです。
オカムラ シルフィー
実際にいくつもの家具屋を巡って吟味してきた結果、これにたどり着きました。
オカムラは日本の家具製造メーカーで、この日本のメーカーというのがポイント。
ただただ「なんとなく日本製だからいいでしょ!」というわけではなく、日本メーカーだからこそ、日本人の体型に合ったイスを提供しています。
中でもこのシルフィーはランバーサポートが抜群でフィット感が半端なく、座面の奥行きやアームの奥行き、角度、高さの調節ができる上にリクライニング付きと、至れり尽くせり。
※ ランバーサポート:正しい姿勢を維持するための機能や構造
実際に海外の有名メーカーのイスにも座ったのですが、少し幅が大きかったり、あまりしっくりきませんでした。
少し立派なお値段をしていますが、間違いなくオススメできるオフィスチェアです。
もちろん予算には限りはありますが、できれば出費を惜しんでほしくはありません。
妥協して座り心地の悪さから作業効率を落としてしまったり、姿勢の悪さから腰を悪くしてしまったり、本当に百害あって一利なし。
以上、ゲーミングチェアとオフィスチェアの違いでした!
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