たかが紙と言えど、されど紙。
下描きやペン入れにおいて描き心地や描きやすさが違うことはもちろんです。
紙が変わると、コピックの発色やにじみなどに大きな影響を与えます。
今回はコピックを使ったイラスト制作でのオススメの用紙を4種類紹介します。
ツルツルで厚めの紙がオススメ
コピックを使ったイラスト制作の場合、オススメの紙はツルツルとした触り心地でやや厚めの紙です。
例えば、ケント紙がそれに当たります。
1番オススメの用紙はコピックペーパーセレクション
用紙としてやはり1番オススメしたいのはコピックペーパーセレクション。
コピックを製造している株式会社Tooが出している、コピックに最適化された用紙です。
用紙には6種類あるのですが、今回僕がオススメするのは次の2つです。
特選上質紙
迷ったらこれでOK
特選上質紙は初心者に最もオススメしたい用紙です。
ツルッとしすぎず、かといってザラザラでもなく適度な紙質で、下描きやペン入れをスムーズに行うことができます。
また用紙の色は真っ白ではなく、若干落ち着いてナチュラルな白となっています。
インクも適度なにじみ具合で総合的にバランスがよく非常に使いやすい用紙です。
カスタムペーパー
カスタムペーパーはツルっとして丈夫な紙です。
かなり滑らかな書き心地で、下描きからペン入れまで気持ちよくイラストを描くことができます。
コピックの塗りがにじみにくいためグラデーションは少ししづらく、用紙の色も真っ白なのでハッキリとした色合いになります。
どっちがオススメ?
「特選上質紙とカスタムペーパーはどっちを買うべきなの?」
ハッキリ言ってどちらを買っても文句なしのクオリティなので、どっちでもよく完全に好みです。
ただ初心者であれば、グラデーションを作りやすい特選上質紙をオススメします。
せっかくなので商品の表紙にある詳細の情報を見てみると以下のようになります。
またそれぞれの表紙をみると、色ムラやグラデーションのサンプルを確認することができます。
特選上質紙とカスタムペーパーを比較すると、特選上質紙のほうが自然なグラデーションになっていて、カスタムペーパーはハッキリと色がわかれているのがわかります。
コスパ重視ならスケッチブック
コスパを重視するならみんなおなじみのスケッチブック。
紙がインクを吸いやすくにじみコピックにとって最適とは言えないのですが、同じシリーズでいろんな種類があり、自分の書きたいサイズなど、選択肢が多いのがポイント。
ただコピックを何度も塗り重ねると下に色が移ってしまうので、下敷きが必要になります。
マンガ用原稿用紙もGOOD
これはアナログでマンガを描いている人に限った話しですが、マンガ用原稿用紙もコピックの用紙としてオススメできます。
ただ表面は色々印刷されているので、イラストの制作ははまっさらな裏面を使います。
コスパは別によくないので、マンガを描く予定がない人はマンガ用原稿用紙を使う理由は特にありません。
ペン入れにオススメしたいコピックマルチライナー
以上、コピックにオススメの用紙4選でした!
最後に、ペン入れはどんなペンを使っていますか?
ボールペンで線画を描いて上からコピックを塗ると線はにじみ、ニブは黒ずんでしまうので、オススメできません。
そこでぜひ使ってもらいたいのがコピックのマルチライナーです。
マルチライナーはコピック用のドローイングペンで、線画が滲むことがありません。
せっかく心を込めて描いたイラスト、こんなことで台無しにするのはもったいなさすぎます!
とりあえずは0.3と0.5の2本があればOKなので、ぜひ購入をご検討ください。
それでは、楽しいお絵描きライフを!