コピックとは株式会社Tooから販売されているアルコールマーカーで、多くのプロから愛用されているブランドです。
そしてコピックには4種類のシリーズがあります。
- スケッチ(sketch)
最もスタンダードなモデル - チャオ(ciao)
スケッチの廉価版モデル - クラシック(classic)
デザイン画やグラフィックイラスト制作に特化したモデル - ワイド(wide)
背景など広い面積を効率的に塗るためのモデル
※ 空ペンのみの販売でインクは自分で補充をして使う
この中でおそらく購入を迷うのがスケッチとチャオです。
今回はコピックスケッチとコピックチャオの細かな違いと、どちらを買うべきかについて紹介していきます。
スケッチもチャオもニブはまったく同じ
スケッチもチャオも、ニブはまったく同じです。
※ ニブ:ペン先のこと
つまり、同じ色であればまったく同じものを描くことができるんです。
だからぶっちゃけると、どっちを買ってもいいんです。
では一体どういう違いがあるのでしょうか?
スケッチとチャオの違い
コピックスケッチとコピックチャオには、4つの違いがあります
- 値段
- 形状
- インク量
- カラーバリエーション
① 値段
最初に描きましたがチャオはスケッチの廉価版で、その値段の差は1.5倍です。
※ 廉価版(れんかばん):低価格バージョンのこと
- スケッチ
462 円(税込) - チャオ
308 円(税込)
※ 2024年4月時点
ニブは同じでイラストのクオリティに影響を与えないのに、なぜ値段に差があるのでしょうか?
その違いを見ていきましょう。
② 形状
まっさきに目に入るスケッチとチャオの違いは形状です。
チャオはよくある円形をしているのですが、スケッチは小判状になっています。
「小判型って持ちにくくない?」
と、初めての方は疑問に思うかもしれませんが、僕個人としてはまったく気になったことはありません。
むしろ転がっていかないのでスケッチのほうが助かるまであります。
※ チャオのキャップにも小さな突起がついていて転がりにくくはなっています
③ インク量
スケッチとチャオでは、インクの入る量が違います。
- スケッチ
3cc - チャオ
2.5cc
「え、たった0.5ccしか違わないの?」
と思うかもしれませんが、この差は案外大きいのです。
これについては後述します!
④ カラーバリエーション
コピックスケッチとコピックチャオとでは、カラーバリエーションに2倍ほどの差があります。
欲しい色がチャオにない場合、必然的にスケッチを買うことになります。
よく使う色はスケッチ、あまり使わない色はチャオ
スケッチはチャオと比べて価格は1.5倍、インク量は1.2倍です。
「あれ…スケッチコスパ悪くね…?」
と思うかもしれません。
しかしスケッチは、チャオより1.2倍長く使うことができるというところがポイントなんです。
コピックはインクが無くなったら別売りのインクを補充し、ニブ(ペン先)が潰れてきたら別売りのニブに交換します。
つまりインクやニブは消耗品ですが、ボディは半永久的にお世話になることになります。
ということで、見出しにも書きましたが選び方は以下のようになります。
よく使う色はスケッチ、あまり使わない色はチャオ
肌色などよく使う色の場合、インクの補充頻度が減るスケッチに軍配が上がります。
逆にインクを使い切るかどうか怪しい色の場合、シンプルにコスパの良いチャオを買うのがベターです。
線画にボールペンはNG?コピックマルチライナーを使おう!
以上コピックスケッチとコピックチャオの比較と、選び方の紹介でした!
最後にコピックでイラストを塗る前に、線画は何を使って描いていますか?
ボールペンで線画を描いて上からコピックを塗ると線はにじみ、ニブは黒ずんでしまうので、オススメできません。
そこでぜひ使ってもらいたいのがコピックのマルチライナーです。
マルチライナーはコピック用のドローイングペンで、線画が滲むことがありません。
せっかく心を込めて描いたイラスト、こんなことで台無しにするのはもったいなさすぎます!
とりあえずは0.3と0.5の2本があればOKなので、ぜひ購入をご検討ください。
それでは、楽しいお絵描きライフを!
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