仕事や趣味としてイラスト制作をする人にとって、左手デバイスは必須アイテム。
左手デバイスとは?
パソコン用のリモコンのようなもので、好きなボタンに好きなショートカットを配置して使うことができるアイテム。
左手デバイスは知らないと不便を感じないかもしれませんが、いざ使うと圧倒的時短アイテムだと気付かされるはずです。
しかし左手デバイスにもさまざまなメーカー、形状、価格帯のものが並んでいます。
「どの左手デバイスにすればいいの?」
って感じですよね…。
本記事では1日の大半を左手デバイスと共に過ごす僕がオススメする左手デバイス3選+αを紹介します!
という方のために、今後「左手デバイスの選び方」に関する記事を執筆する予定です。今しばらくお待ち下さい。
イラスト制作用の左手デバイスを選ぶポイント
左手デバイスはどのようにして選べばいいのでしょうか?
流し見程度にサラッとまとめておきますね。
左手デバイスの選ぶポイント
- ホイール付きのもの
- ボタンは少ないより多いもの
- 使いやすそうな形状をしているもの
- 使用している端末のOSが対応しているもの
※イラスト制作視点でのポイントです
なんだか難しそうですが、これらすべての条件を満たすものがペンタブメーカーの左手デバイスです。
詳しくは別記事にて今後執筆予定なので、しばらくお待ち下さい。
それではさっそく、漫画家の僕がオススメする左手デバイスを紹介していきます。
オススメの左手デバイス3選
1日の大半を左手デバイスと共に過ごす漫画家の僕がオススメする左手デバイスを紹介していきます!
一番オススメ!ExpressKey Remote
WacomからでているExpressKey Remoteは一番オススメで、僕も実際に使っています!
ExpressKey Remoteのオススメポイント
- 安心と信頼のWacom製
- 細長い形状で置いて使うもよし、握って使うもよし
- ボタンや背面がラバーでできていて押しやすく、置いても滑らない
- 感度もよく遅延も申し分なし
定価は18,480円 (税込)と他の左手デバイスよりやや高額ですが、金額にあったパフォーマンスを持っています。
長い付き合いをしていく左手デバイス、最もオススメしたい逸品です。
コスパ重視のAC19 Shortcut Remote
「左手デバイスに1万円以上出すのはちょっときついな…」
「とりあえずお試し感覚で買ってみたい」
そんな方にオススメするのがXP-PENからでているAC19 Shortcut Remoteです。
AC19 Shortcut Remoteのオススメポイント
- 定価が税込み4,500円とお手頃な価格
- ホイールもついてる
- 背面にラバーがついていて滑らない
他の左手デバイスと比べると安価なので作りは安っぽくおもちゃ感はぬぐえませんが、ホイールなど必要なものは揃っていてとにかくコスパが抜群です。
向きを気にする必要はなく、使いやすいように傾けて使ってもGoodです。
ただ左手デバイスとは長い付き合いになるので、本音を言うと少し背伸びをしてでもExpressKey Remoteを使ってほしいのです…。
出費を抑えたい場合や、とりあえずのお試しとしてはもってこいの左手デバイスです。
握って使うならCLIP STUDIO TABMATE 2
CLIP STUDIO TABMATE 2はなんと我らがクリスタの生みの親、セルシス製の左手デバイス!
もう商品名から「クリスタに使ってくださいね!」感がにじみ出ています。
CLIP STUDIO TABMATE 2 のオススメポイント
- セルシス製という安心感
- 握りやすい形状
- 左手の位置が自由になる
- 机の上のスペースを一切とらない
左腕を肘掛けに置いたり、左手を膝の上に置いたり、とにかく左手を楽な位置に置いた状態で作業ができるのがとても使いやすく良いそうです。
※ 僕は置いて使う派なので人から聞いた話です
動画編集など別のソフトとも併用するなら…
今回僕がオススメした左手デバイス3選は、あくまでイラスト制作視点のものです。
左手デバイス自体はイラスト制作専用のものではありません。
それらとの併用を考えているのであれば、イラスト制作特化ではない形状や、より高性能なものも視野に入ってきます。
「クリエイターのための新世代のコントローラー」というキャッチコピーを持つTourBoxTech社の左手デバイスは、ホイールや十字ボタンなど、どんな操作もかかってこいと言わんばかりの左手デバイスです。
とても高額ですがそれに見合ったスペックで、とても評価が高く大人気の左手デバイスです。
TourBox Elite
TourBox NEO
パット見ボタンが若干少ないように見えますが、同時押しにも対応していて、かなり多くのショートカットを登録することができます。
また回転部分が3つあるので、それぞれに拡大縮小、回転、ブラシサイズを割り当てるなど、ストレスフリーを極めた左手デバイスとなっています。
どちらもまったく同じに見えますし、見た目通り基本的には同じなのですが、NEOがノーマルモデル、Eliteがフラッグシップモデルとして販売されています。
TourBox Eliteには…
- Bluetooth搭載
- ボタンを押すと振動がくる(打鍵感の向上)
- 抗菌効果がある
- 指紋がつきにくい
など、NEOの完全グレードアップバージョンとなっています。
番外編① Joy-Con
実用性はそれほど期待できないと思うので詳しくは触れませんが、じつはNintendo Switchのジョイコンを、左手デバイスとして使うことができます。
僕はSwitchを持っていないので使ったことはないですが、Switchを既に持っているなら出費がないので一度試してみるのはいいかもしれません。
番外編② スマホ
他にも、クリスタのアプリを入れることで、スマホを左手デバイスとして使うことができます。
ただボタンの境界がないためノールックで使うというわけにはいかず、実用性は高いとは言えません。
左手デバイスとは長い付き合いになります
以上、イラスト制作で必須アイテムである左手デバイスの選び方と、オススメの左手デバイス3選でした。
手間や無駄は百害あって一利なし。
それを解決してくれる左手デバイスはなくてはならない存在です。
その分浮いた時間をイラスト制作に注ぎ込みましょう!
それでは、楽しいお絵描きライフを!