【クリスタ】使う意味はある？下描きレイヤーの使い方とその特徴

クリスタユーザーのみなさん、下描きレイヤーをご存知でしょうか？

下描きレイヤーは名前の通り下描き用のレイヤーで、クリック1つでレイヤーを下描きレイヤーに変更することができます。

なんていうかものすごく地味なんですが…ものすごく地味なんですがほんの少しだけ便利です。
特にこれといったデメリットもありません。

総評
ものすごく地味な便利さだけど、ワンクリックだしデメリットもないしとりあえずやっといても損はない

といった感じです。

下描きレイヤーの使い方

さっそく下描きを描いたレイヤーを、下描きレイヤーに変更していきましょう！

やり方はとっても簡単

レイヤーを選択し、えんぴつアイコンをクリック

これだけです。

レイヤーの左に水色のライン、右上にえんぴつアイコンが表示されたら下描きレイヤーになっています！

ちなみに、下描きのイラスト自体には何の変化もありません。

それでは普通のレイヤーと一体何が違うのでしょうか？

下描きレイヤーの3つの特徴

下描きレイヤーには3つの特徴。
つまり3つのメリットがあります。

1つ目と2つ目は完全に副産物的な感じですが、3つ目の特徴がけっこう優秀なんです。

パッと見で下描きレイヤーがわかる

下描きレイヤーは、左に水色のライン、右上にえんぴつアイコンがついています。

そのため、レイヤーの数が増えだしてもパッと見ですぐに発見することができます。

非表示にしなくても印刷時に出力されない

下描きレイヤーは、表示したままにしていても、印刷時に出力されないようになっています。

デフォルトの設定でそうなっているのが[印刷設定]から確認できます。

[ファイル]メニュー → [印刷設定]

つまりここにチェックを入れると、印刷時にも出力されるようになるので気を付けて下さい。

下描きを出したまま塗りつぶしや自動選択ができる

さて、ここがメインです！

下描きレイヤーは、他レイヤーと干渉をしません。

[自動選択]や[塗りつぶし]を使うとき、サブツールを[他レイヤーを参照]にして使うことって頻繁にありますよね？

通常サブツールを[他レイヤーを参照]にして塗りつぶしをすると、名前の通り、選択したレイヤー以外も参照した上で塗りつぶしを実行してくれます。

下描きレイヤーは[他レイヤーを参照]にした場合でも、参照されずに塗りつぶしを実行してくれます！

下描きを出したまま塗りつぶしや自動選択ができるようになるので、地味に便利です。

下描きレイヤーが他レイヤーに干渉してくる場合

[他レイヤーを参照]で塗りつぶしをしても、干渉してくる方も中にはいるかとおもいます。

下描きレイヤーが干渉しなくなるのは、あくまでデフォルトの設定です。

不意に設定を変更している可能性があります。

[塗りつぶし]で[他レイヤーを参照]にして、恐らくその下らへんにあるであろう[ツールプロパティ]を確認します。
※[ツールプロパティ]が見つからない場合[ウィンドウ]メニューから表示できます

そこにある[下描きを参照しない]のチェックが抜けていると、下描きレイヤーも参照されてしまいます。

それでも干渉してくる場合、干渉してくるというか、下描きレイヤーを選択した状態で塗りつぶしなどをしてしまっている可能性も考えられます。

まとめ

下描きレイヤーは、レイヤーのえんぴつアイコンをクリックするだけでONにすることができ、以下のような特徴をもっています。

とてつもなく画期的で必須級の機能ではないのですが、あるとちょっとだけ便利。

ワンクリックだしデメリットもないし、とりあえずやっておいてはいかがでしょうか！